ヘルスル医薬品データベース データレポート 第15号

市場拡大再算定の実測、
2008〜2026年

売上が見込みより大きく伸びた新薬の薬価を引き下げる市場拡大再算定と、特に売上の大きい品目への特例拡大再算定。中医協の資料から作った一覧で、2008年から2026年までに対象になった延べ193成分を、年・時期・引下げ率・薬効分類で読みます。

公開 2026年10月27日 / 2026年10月26日時点 / ヘルスル株式会社

年ごとの対象の成分数19%20082026
対象(2008〜2026年)
193成分
最多の年(2024年)
30成分
引下げ率の中央値
15.0%

対象:「市場拡大再算定の対象品目一覧」の215行のうち、市場拡大再算定と特例拡大再算定の延べ193成分(用法用量変化・効能変化の再算定を除く)。1成分=同じ年の同じ一般名(販売名・規格はまとめて1つ。中医協の資料の「成分」と同じ数え方)。

01要点ヘルスル医薬品データベース データレポート

2008〜2026年に延べ193成分。最多は2024年の30成分、
引下げ率の中央値は15.0%


出所:中央社会保険医療協議会 総会の資料(薬価改定・再算定の対象品目)ほか(27資料)。ヘルスル医薬品データベースの「市場拡大再算定の対象品目一覧」(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ1 / 8
02年ごとヘルスル医薬品データベース データレポート

対象は2年に一度の薬価改定の年に多い。
最多は2024年の30成分


市場拡大再算定・特例拡大再算定の対象の成分数実施の年(暦年。改定の間の分を含む)ごと、区分別。棒の上は合計
01020304011'080'095'100'1116'120'1311'140'1525'160'1711'182'1916'206'2123'229'2330'249'2519'26
010203040'08'11'14'17'20'23'26
  • 市場拡大(対象品)
  • 市場拡大(類似品)
  • 特例拡大再算定
数値の表を見る
年計市場拡大(対象品)市場拡大(類似品)特例拡大再算定
200811560
20090000
20105320
20110000
2012161240
20130000
201411290
20150000
2016251564
20170000
201811902
20192101
2020161222
20216330
2022231184
20239531
20243014124
20259153
2026191405

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「自社と同じ薬効分類で、市場拡大再算定を受けた品目を年ごとに」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:中央社会保険医療協議会 総会の資料(薬価改定・再算定の対象品目)ほか(27資料)。ヘルスル医薬品データベースの「市場拡大再算定の対象品目一覧」(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 奇数の年の2017年までは薬価改定が無く、再算定も無い。2 / 8
03改定のとき・改定の間ヘルスル医薬品データベース データレポート

2018年度からは改定の間の再算定が加わり、41成分。
2019年・2021年・2023年・2025年は改定の間だけ

効能追加などで市場が大きく広がった品目は、薬価改定を待たずに年4回の機会に再算定される。


改定のとき(4月)と改定の間の再算定の成分数2018〜2026年、実施の年ごと
01020304011'182'1916'206'2123'229'2330'249'2519'26
010203040'18'20'22'24'26
  • 改定のとき(4月)
  • 改定の間(4月以外)
数値の表を見る
年改定のとき(4月)改定の間(4月以外)
2018110
201902
2020151
202106
2022221
202309
2024237
202509
2026136

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「改定の間に市場拡大再算定を受けた品目と時期を」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:中央社会保険医療協議会 総会の資料(薬価改定・再算定の対象品目)ほか(27資料)。ヘルスル医薬品データベースの「市場拡大再算定の対象品目一覧」(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 時期は一覧の実施日の月で分けた(2018年からは4月=改定のとき)。3 / 8

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自社の薬効分類・競合の品目に絞った再算定の履歴を、AI に文で頼んで調べられます。

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04引下げ率ヘルスル医薬品データベース データレポート

引下げ率の中央値は15.0%。特例拡大再算定は中央値17.5%、
真ん中の半分が13.4〜25.0%と幅が広い


区分ごとの引下げ率の分布箱は25〜75%、線は10〜90%、印は中央値。規格・販売名で率が違うときは大きい方
01020304050%25%市場拡大(対象品) 95成分15.0%市場拡大(類似品) 50成分11.1%特例拡大再算定 26成分17.5%
01020304050%25%市場拡大(対象品) 95成分15.0%市場拡大(類似品) 50成分11.1%特例拡大再算定 26成分17.5%
数値の表を見る
区分成分10%点25%点中央値75%点90%点
市場拡大(対象品)959.711.91517.925
市場拡大(類似品)50810.111.11515
特例拡大再算定2610.413.417.52526.9

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「市場拡大再算定の引下げ率を、対象品と類似品で比べて」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:中央社会保険医療協議会 総会の資料(薬価改定・再算定の対象品目)ほか(27資料)。ヘルスル医薬品データベースの「市場拡大再算定の対象品目一覧」(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 引下げ率は、資料に書かれた改定前後の薬価から求めた値。4 / 8
05薬効分類ごとヘルスル医薬品データベース データレポート

薬効分類ではその他の腫瘍用薬が49成分で最多。
対象の25.4%を占める


対象の成分数の多い薬効分類上位10分類(品目ページの薬効分類の上3桁。分類が分からない10成分を除く)
その他の腫瘍用薬49成分他に分類されない代謝性医薬品21成分糖尿病用剤16成分抗ウイルス剤9成分その他の中枢神経系用薬8成分眼科用剤7成分その他のアレルギー用薬7成分その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)7成分精神神経用剤6成分その他の生物学的製剤6成分
その他の腫瘍用薬49成分他に分類されない代謝性医薬品21成分糖尿病用剤16成分抗ウイルス剤9成分その他の中枢神経系用薬8成分眼科用剤7成分その他のアレルギー用薬7成分その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)7成分精神神経用剤6成分その他の生物学的製剤6成分
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「市場拡大再算定の対象を、薬効分類ごとに」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:中央社会保険医療協議会 総会の資料(薬価改定・再算定の対象品目)ほか(27資料)。ヘルスル医薬品データベースの「市場拡大再算定の対象品目一覧」(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ5 / 8
06直近の対象ヘルスル医薬品データベース データレポート

2025年1月以降に対象になった28成分(販売名で31)


実施日販売名会社区分理由(資料の記載)引下げ率
2026-11-01ヒフデュラアルジェニクスジャパン市場拡大(対象品)市場拡大再算定の要件に該当15.0%
2026-11-01ヌーカラグラクソ・スミスクライン市場拡大(対象品)市場拡大再算定の要件に該当10.1%
2026-11-01デュピクセントサノフィ特例拡大再算定持続可能性特例価格調整の要件に該当3.7%
2026-08-01マンジャロ日本イーライリリー特例拡大再算定持続可能性特例価格調整の要件に該当25.0%
2026-08-01アムヴトラAlnylam Japan市場拡大(対象品)市場拡大再算定の要件に該当14.6%
2026-04-01ロミプレート協和キリン市場拡大(対象品)市場規模の拡大(原価計算品目)40.6%
2026-04-01レキサルティ大塚製薬市場拡大(対象品)効能追加による市場規模の拡大15.0%
2026-04-01リクシアナ第一三共特例拡大再算定持続可能性特例価格調整(1,500億円超)19.7〜19.8%
2026-04-01パルモディアXR興和市場拡大(対象品)剤形追加による市場規模の拡大15.0%
2026-04-01パルモディア興和市場拡大(対象品)剤形追加による市場規模の拡大15.1%
2026-04-01パドセブアステラス製薬市場拡大(対象品)効能追加による市場規模の拡大11.8%
2026-04-01ダラキューロヤンセンファーマ市場拡大(対象品)効能追加による市場規模の拡大8.5%
2026-04-01セムブリックスノバルティス ファーマ市場拡大(対象品)効能追加による市場規模の拡大15.0%
2026-04-01スキリージアッヴィ市場拡大(対象品)効能追加による市場規模の拡大11.1%
残りの17行を見る
実施日販売名会社区分理由(資料の記載)引下げ率
2026-04-01ジャカビノバルティス ファーマ市場拡大(対象品)市場規模の拡大(原価計算品目)12.9%
2026-04-01サークリササノフィ市場拡大(対象品)効能追加による市場規模の拡大15.0%
2026-04-01オテズラアムジェン市場拡大(対象品)効能追加による市場規模の拡大13.8%
2026-04-01エンレストノバルティス ファーマ特例拡大再算定持続可能性特例価格調整(1,000億円超)25.0%
2026-04-01イラリスノバルティス ファーマ市場拡大(対象品)市場規模の拡大(原価計算品目)25.0%
2026-02-01キイトルーダMSD特例拡大再算定市場拡大再算定の特例の要件に該当7.0%
2025-08-01ルセフィOD大正製薬市場拡大(類似品)類似品8.0%
2025-08-01ルセフィ大正製薬市場拡大(類似品)類似品7.9〜8.0%
2025-08-01ベオビュ硝子体内ノバルティス ファーマ特例拡大再算定類似品14.2%
2025-08-01フォシーガアストラゼネカ市場拡大(類似品)類似品8.3〜8.6%
2025-08-01バビースモ中外製薬特例拡大再算定類似品19.5%
2025-08-01デベルザ興和市場拡大(類似品)類似品6.6%
2025-08-01スーグラアステラス製薬市場拡大(類似品)類似品7.9%
2025-08-01ジャディアンス日本ベーリンガーインゲルハイム市場拡大(対象品)市場拡大再算定の要件に該当12.1〜12.2%
2025-08-01カナグル田辺ファーマ市場拡大(類似品)類似品7.1〜8.7%
2025-08-01アイリーア硝子体内バイエル薬品特例拡大再算定市場拡大再算定の特例の要件に該当19.5%
2025-08-01アイリーアバイエル薬品特例拡大再算定市場拡大再算定の特例の要件に該当19.5%

販売名から品目のページへ。すべての年は「市場拡大再算定の対象品目一覧」。

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出所:中央社会保険医療協議会 総会の資料(薬価改定・再算定の対象品目)ほか(27資料)。ヘルスル医薬品データベースの「市場拡大再算定の対象品目一覧」(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ6 / 8
07このレポートの作り方ヘルスル医薬品データベース データレポート

公表資料から作ったデータベースの値を、コードで数えた


目的
市場拡大再算定と特例拡大再算定が、いつ・どの品目に・どれだけの引下げで行われてきたかを示す
対象
ヘルスル医薬品データベースの「市場拡大再算定の対象品目一覧」の215行のうち、市場拡大再算定(類似品を含む)と特例拡大再算定の延べ193成分。用法用量変化・効能変化の再算定は除いた
数え方
1成分=同じ年の同じ一般名(一覧の販売名・規格をまとめる。中医協の資料の「成分」と同じ)。同じ成分が別の年に再び対象になったときは延べで数える。区分は、同じ年に特例拡大再算定があれば特例、全部が類似品なら類似品、それ以外は対象品。類似品=資料の理由に「類似」とあるもの。引下げ率は規格・販売名で違うときは大きい方。時期は一覧の実施日の月で分け、2017年までは全部を改定のとき、2018年からは4月を改定のときとした(2008年などは日付が中医協で了承された日)
出所
中央社会保険医療協議会 総会の資料(27資料)。薬効分類は品目ページの分類(上3桁)
注意
このレポートは、これから再算定の対象になる品目を見込むものではない。公表資料の記載をそのまま数えたもの
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新薬の収載のときのピーク時の見込みと、その後の実際・市場拡大再算定の対象品目一覧
出所:中央社会保険医療協議会 総会の資料(薬価改定・再算定の対象品目)ほか(27資料)。ヘルスル医薬品データベースの「市場拡大再算定の対象品目一覧」(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ7 / 8
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