ヘルスル医薬品データベース データレポート 第16号

長期収載品の特例の引下げ、
2014〜2026年度の7回

後発品のある先発品(長期収載品)の薬価は、通常の改定に加えて、後発品への置換えの進み具合や後発品の収載からの年数に応じて引き下げられます。厚生労働省が改定ごとに公表した対象品目リストを1行ずつ数え、2014年度から2026年度までの7回の改定で、区分ごとの品目・成分・会社、G1の回数、引下げ率、薬効分類を読みます。

公開 2026年10月27日 / 2026年10月26日時点 / ヘルスル株式会社

改定ごとの対象の品目数812%'14'26
2026年度の対象(G1)
812品目
最多(2018年度)
1,157品目
うち2024年度にZ2・G2・Cだった品目
469品目

対象:2014年度〜2026年度の7回の改定(診療報酬改定と同じ年の改定。その間の改定には長期収載品の引下げのリストが無い)の対象品目リスト。1品目=リストの1行(規格ごと。厚生労働省の資料の「品目数(告示数)」と同じ単位)。成分=薬価基準収載医薬品コードの上7桁、会社=リストの会社名の数。

01要点ヘルスル医薬品データベース データレポート

2024年度までは毎回1,018〜1,157品目。
2026年度はG1だけで812品目


出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の長期収載品の引下げの対象品目リスト(2014年度〜2026年度、11資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ1 / 9
02改定ごとの対象ヘルスル医薬品データベース データレポート

2024年度までは毎回1,018〜1,157品目。
2026年度はG1だけになり812品目

Z2は後発品への置換えが進まない先発品の引下げ、G1・G2は後発品の収載から一定の年数を過ぎた長期収載品を後発品の価格に向けて段階的に下げるルール、CはG1・G2による引下げを受けない品目などの補完的引下げ。


長期収載品の特例の引下げの対象の品目数改定ごと、区分別。棒の上は合計
0200400600800100012001118'141057'161157'181113'201138'221018'24812'26
020040060080010001200'14'16'18'20'22'24'26
  • 置換えが進まない先発品の引下げ(2018年度からZ2)
  • 補完的引下げ(C)
  • G2
  • G1
数値の表を見る
改定計(品目)置換えが進まない先発品の引下げ(2018年度からZ2)G1G2C
2014年度1,1181,118———
2016年度1,0571,057———
2018年度1,15720785293572
2020年度1,113154169262528
2022年度1,138137267192542
2024年度1,018134318160406
2026年度812—812——

御社の領域で

「自社の長期収載品が受けた特例の引下げを改定ごとに」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の長期収載品の引下げの対象品目リスト(2014年度〜2026年度、11資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 品目の数は、7回すべての改定・区分で、厚生労働省の「薬価基準改定の概要」の品目数(告示数)と一致する。2 / 9
03G1の回数ヘルスル医薬品データベース データレポート

G1は2018年度の85品目から2026年度は812品目に。
2026年度は3回目が372品目で最多

G1は該当してからの改定の回数に応じて、後発品の価格に向けて段階的に引き下げられる。リストには何回目かが書かれている。


G1の品目数(リストに書かれた回数ごと)改定ごと。2018年度のリストには回数の記載が無い
010020030040050060070080090085'18169'20267'22318'24812'26
0100200300400500600700800900'18'20'22'24'26
  • 1回目
  • 2回目
  • 3回目
  • 4回目
  • 前倒し1回目
  • 回数の記載なし
数値の表を見る
改定区分計(品目)1回目2回目3回目4回目前倒し1回目回数の記載なし
2018年度G185—————85
2020年度G11699376————
2022年度G1267707965—53—
2024年度G131862113734030—
2026年度G18122361393725411—
2018年度G2293—————293
2020年度G22624258————
2022年度G2192138162—9—
2024年度G2160142113112——

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「自社品で、G1の何回目に当たった品目を改定ごとに」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の長期収載品の引下げの対象品目リスト(2014年度〜2026年度、11資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 回数はリストの記載のまま。表にはG2の回数も載せた。3 / 9
042024年度からの移りヘルスル医薬品データベース データレポート

2026年度のG1の812品目のうち469品目は、
2024年度にZ2・G2・Cの対象だった


2026年度のG1の品目の、2024年度のリストでの区分2026年度のG1の回数ごと。品目のコードで2024年度のリストと結んだ
G1(1回目) 236品目49.6%50.0%G1(2回目) 139品目49.6%19.4%30.9%G1(3回目) 372品目23.7%20.4%55.1%G1(4回目) 54品目100.0%G1(前倒し1回目) 11品目100.0%
G1(1回目) 236品目49.6%50.0%G1(2回目) 139品目49.6%19.4%30.9%G1(3回目) 372品目23.7%20.4%55.1%G1(4回目) 54品目100.0%G1(前倒し1回目) 11品目100.0%
  • 2024年度もG1
  • 2024年度はG2
  • 2024年度はZ2
  • 2024年度はC
  • 2024年度のリストに無い
数値の表を見る
2026年度の区分品目2024年度もG12024年度はG22024年度はZ22024年度はC2024年度のリストに無い
G1(1回目)236001171118
G1(2回目)13969270430
G1(3回目)372887602053
G1(4回目)54540000
G1(前倒し1回目)11000011
計812211103117249132

御社の領域で

「自社の長期収載品で、2026年度にG1になった品目と前の区分を」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の長期収載品の引下げの対象品目リスト(2014年度〜2026年度、11資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 同じ販売名で規格だけ違う品目が1つのコードにまとまっている例があるので、2024年度の側の数はコードの数で示した。4 / 9

ここまでの図を、御社の領域で

自社の長期収載品・競合の成分に絞った引下げの履歴を、AI に文で頼んで調べられます。

  • 業務のメールアドレスだけで申し込み
  • 報告書の作成と AI への依頼に、月の回数の上限なし
  • すべての数字に原本へのリンク
05引下げ率ヘルスル医薬品データベース データレポート

Z2・Cなどの率による引下げで2%の品目の割合は、
2014年度の32%から2024年度は56%

置換えが進まない先発品の引下げ(Z2など)と補完的引下げ(C)は、後発品への置換え率の区分に応じた率で引き下げる。率の区分の基準(置換え率)は改定ごとに見直されている。


率による引下げの品目数(引下げ率ごと)2014年度〜2024年度。Z2など(2014年度・2016年度は特例引下げ)とCの合計
0200400600800100012001118'141057'16779'18682'20679'22540'24
020040060080010001200'14'16'18'20'22'24
  • 2%の引下げ
  • 1.75%の引下げ
  • 1.5%の引下げ
数値の表を見る
改定区分2%1.75%1.5%計(品目)
2014年度特例引下げ3614323251,118
2016年度特例引下げ4003912661,057
2018年度Z2607968207
2018年度C275189108572
2020年度Z2496045154
2020年度C23721675528
2022年度Z26671—137
2022年度C319223—542
2024年度Z26272—134
2024年度C241165—406

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「自社の長期収載品が受けたZ2・Cの引下げ率を改定ごとに」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の長期収載品の引下げの対象品目リスト(2014年度〜2026年度、11資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 率ごとの品目数も、資料の置換え率の区分ごとの品目数と一致する。2026年度は率による区分が無い(G1の補完的引下げはこの図に入れていない)。5 / 9
06数える単位ヘルスル医薬品データベース データレポート

2026年度は359成分・812品目・91社。
会社は毎回90〜109社

厚生労働省の資料の「品目」は規格(含量・剤形の違い)ごとの数。資料の成分数はZ2・Cでは率の区分ごとに数えて足しているので、ここでは区分をまたいで1つに数えた成分の数も示す。


改定品目成分会社成分(Z2など)成分(G1)成分(G2)成分(C)
2014年度1,11837990379———
2016年度1,05738993389———
2018年度1,157425987538137247
2020年度1,113411995670124229
2022年度1,13843410957109104236
2024年度1,018414975812792201
2026年度81235991—359——

成分=薬価基準収載医薬品コードの上7桁(内用・注射・外用で別に数える)。区分ごとの成分は区分の中で1つに数えた数(率の区分では分けない)。会社=リストの会社名の数。

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「自社の長期収載品で、特例の引下げを受けた成分と品目を」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の長期収載品の引下げの対象品目リスト(2014年度〜2026年度、11資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 成分の数は、資料と同じ数え方にそろえると、数成分違う改定がある(塩の違いなど)。6 / 9
07薬効分類ごとヘルスル医薬品データベース データレポート

2026年度のG1は血圧降下剤が76品目で最多。
次いで精神神経用剤(60品目)、他に分類されない代謝性医薬品(55品目)


2026年度のG1の品目数の多い薬効分類上位10分類(薬価基準収載医薬品コードの上3桁)
血圧降下剤76品目精神神経用剤60品目他に分類されない代謝性医薬品55品目その他の中枢神経系用薬43品目その他のアレルギー用薬41品目眼科用剤39品目血管拡張剤30品目消化性潰瘍用剤25品目その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬25品目高脂血症用剤24品目
血圧降下剤76品目精神神経用剤60品目他に分類されない代謝性医薬品55品目その他の中枢神経系用薬43品目その他のアレルギー用薬41品目眼科用剤39品目血管拡張剤30品目消化性潰瘍用剤25品目その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬25品目高脂血症用剤24品目
数値の表を見る
薬効分類コード品目割合
血圧降下剤214769.4%
精神神経用剤117607.4%
他に分類されない代謝性医薬品399556.8%
その他の中枢神経系用薬119435.3%
その他のアレルギー用薬449415.0%
眼科用剤131394.8%
血管拡張剤217303.7%
消化性潰瘍用剤232253.1%
その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬259253.1%
高脂血症用剤218243.0%
不整脈用剤212222.7%
その他の循環器官用薬219222.7%
糖尿病用剤396202.5%
催眠鎮静剤,抗不安剤112202.5%
抗パーキンソン剤116192.3%
その他の腫瘍用薬429192.3%
その他の血液・体液用薬339172.1%
ビタミンA及びD剤311162.0%
鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤264151.8%
その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)249141.7%
抗ウイルス剤625111.4%
解熱鎮痛消炎剤114111.4%
強心剤211111.4%
その他の消化器官用薬239101.2%
気管支拡張剤22591.1%
血管収縮剤21691.1%
代謝拮抗剤42291.1%
合成麻薬82191.1%
合成抗菌剤62481.0%
抗てんかん剤11381.0%
抗腫瘍性植物成分製剤42481.0%
寄生性皮ふ疾患用剤26581.0%
利尿剤21370.9%
その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く。)72970.9%
主としてグラム陽性菌,マイコプラズマに作用するもの61460.7%
主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの61360.7%
化膿性疾患用剤26350.6%
解毒剤39250.6%
主としてカビに作用するもの61750.6%
痛風治療剤39450.6%
その他の外皮用薬26950.6%
その他の呼吸器官用薬22940.5%
鎮けい剤12430.4%
X線造影剤72130.4%
生殖器官用剤(性病予防剤を含む。)25230.4%
耳鼻科用剤13230.4%
混合ホルモン剤24830.4%
機能検査用試薬72230.4%
その他の化学療法剤62920.2%
サルファ剤62120.2%
卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤24720.2%
アルキル化剤42120.2%
抗ヒスタミン剤44120.2%
脳下垂体ホルモン剤24120.2%
あへんアルカロイド系麻薬81120.2%
ビタミンK剤31610.1%
自律神経剤12310.1%
止しゃ剤,整腸剤23110.1%
鎮咳剤22210.1%
主としてグラム陽性菌に作用するもの61110.1%
下剤,浣腸剤23510.1%
甲状腺,副甲状腺ホルモン剤24310.1%
去たん剤22310.1%
呼吸促進剤22110.1%
ビタミンB剤(ビタミンB1剤を除く。)31310.1%
無機質製剤32210.1%
43043010.1%

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の長期収載品の引下げの対象品目リスト(2014年度〜2026年度、11資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ7 / 9
08このレポートの作り方ヘルスル医薬品データベース データレポート

公表資料から作ったデータベースの値を、コードで数えた


目的
長期収載品の特例の引下げ(Z2・G1・G2・Cなど)が、改定ごとにどれだけの品目に行われてきたか、2026年度の見直しでどう変わったかを示す
対象
厚生労働省が2014年度〜2026年度の7回の改定で公表した、後発品への置換えが進まない先発品の引下げ(Z2など)と、後発品収載後一定の年数を経過した長期収載品の後発品価格への引下げ(G1・G2・C)の対象品目リスト(11資料)
数え方
1品目=リストの1行(規格ごと)。区分はリストの表記をそろえた(全角・半角の括弧の違いを同じに。G1・G2の回数はリストの記載のまま。G1・G2と同じリストで率が書かれた行をCとした)。成分=薬価基準収載医薬品コードの上7桁。会社=リストの会社名の数(全角・半角と空白をそろえた)。薬効分類はコードの上3桁。前の改定の区分は品目のコードで結んだ
照合
品目の数は、7回すべての改定・区分で、厚生労働省「薬価基準改定の概要」の品目数(告示数)と一致する。率ごとの品目数も資料の置換え率の区分ごとの数と一致する。成分の数は、数え方の違いで数成分違う改定がある
出所
厚生労働省「薬価基準改定の概要」、後発品への置換えが進まない先発品の薬価の引下げ(Z2)対象品目リスト、後発品収載後の長期収載品の後発品価格への引下げ対象品目リスト(各改定)
注意
このレポートは、これから引下げの対象になる品目を見込むものではない。公表されたリストの記載をそのまま数えたもの。区分の決まりと率の基準は改定によって違う
関連
新薬創出等加算の対象の推移(2014〜2026年度)・市場拡大再算定の実測(2008〜2026年)・長期収載品の選定療養の対象品目一覧
出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の長期収載品の引下げの対象品目リスト(2014年度〜2026年度、11資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ8 / 9
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