ヘルスル医薬品データベース データレポート 第14号

新薬創出等加算の対象、
2014〜2026年度の11回

後発品のない新薬の、改定のときの薬価の引下げを抑える新薬創出等加算は、2026年度に「革新的新薬薬価維持制度」に名前が変わりました。厚生労働省が改定ごとに公表した対象品目リストを1行ずつ数え、2014年度から2026年度までの11回の改定で、対象の品目・成分・会社、累積額の控除、次の改定でも対象だったか、薬効分類を読みます。

公開 2026年10月27日 / 2026年10月26日時点 / ヘルスル株式会社

改定ごとの対象の品目数728%'14'26
2026年度の対象
728品目
最多(2016年度)
823品目
2026年度のその他の腫瘍用薬の割合
24%

対象:2014年度〜2026年度の11回の改定(中間年・消費税率の引上げの改定を含む)の対象品目リスト。1品目=リストの1行(規格ごと。厚生労働省の資料の「品目数(告示数)」と同じ単位)。2024年度からは薬価維持と薬価非維持の合計。成分=薬価基準収載医薬品コードの上7桁、会社=リストの会社名の数。

01要点ヘルスル医薬品データベース データレポート

11回の改定で、対象は555〜823品目。
2026年度は728品目・420成分・98社


出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の対象品目リスト(2014年度〜2026年度、24資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ1 / 9
02改定ごとの対象ヘルスル医薬品データベース データレポート

対象は2016年度の823品目が最多。
2018年度は560品目に減り、2026年度は728品目


新薬創出等加算(革新的新薬薬価維持制度)の対象の品目数改定ごと。2024年度からは薬価維持と薬価非維持の合計。棒の上は合計
0100200300400500600700800900758'14823'16560'18591'19.10555'20593'21571'22600'23623'24669'25728'26
0100200300400500600700800900'14'18'20'22'24'26
  • 加算の対象(2024年度からは薬価維持)
  • 薬価非維持
数値の表を見る
改定改定の種類対象(品目)加算の対象・薬価維持薬価非維持
2014年度診療報酬改定と同じ年の改定758758—
2016年度診療報酬改定と同じ年の改定823823—
2018年度診療報酬改定と同じ年の改定560560—
2019年10月消費税率の引上げに伴う改定591591—
2020年度診療報酬改定と同じ年の改定555555—
2021年度中間年の改定593593—
2022年度診療報酬改定と同じ年の改定571571—
2023年度中間年の改定600600—
2024年度診療報酬改定と同じ年の改定623506117
2025年度中間年の改定66960564
2026年度診療報酬改定と同じ年の改定72865375

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「自社品で、新薬創出等加算の対象になった改定を」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の対象品目リスト(2014年度〜2026年度、24資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 品目の数は、11回すべてで厚生労働省の「薬価基準改定の概要」の品目数(告示数)と一致する。2 / 9
03数える単位ヘルスル医薬品データベース データレポート

品目は規格ごとに数える。2026年度は420成分に728品目、
1成分あたり1.73品目

厚生労働省の資料の「品目」は規格(含量・剤形の違い)ごとの数。たとえば2026年度のチルゼパチドは、1成分で12品目。


改定品目成分会社1成分あたりの品目
2014年度758397891.91
2016年度823416901.98
2018年度560315841.78
2019年10月591347841.70
2020年度555336851.65
2021年度593352881.68
2022年度571349911.64
2023年度600370931.62
2024年度623372941.67
2025年度669402981.66
2026年度728420981.73

品目=リストの行(規格)。成分=薬価基準収載医薬品コードの上7桁(内用・注射・外用で別に数える)。会社=リストの会社名の数。

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「自社の新薬創出等加算の対象を、成分と品目で改定ごとに」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の対象品目リスト(2014年度〜2026年度、24資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 成分の数は資料と同じ改定が多いが、塩の違いなどの数え方で数成分違う改定がある。3 / 9
04累積額の控除ヘルスル医薬品データベース データレポート

加算の累積額の控除は2024年度の149品目が最多。
2026年度は49品目と、比較薬にして算定された品目の7品目

後発品の収載などで対象から外れた品目は、それまでに受けた加算の累積額が改定のときに薬価から控除される。


加算の累積額を控除した品目数改定ごと。2025年度からは、対象品目などを比較薬にして算定された品目の控除を含む
050100150105'14112'16143'180'19.10120'200'21145'220'23149'2458'2556'26
050100150'14'18'20'22'24'26
  • 累積額の控除
  • 比較薬にして算定された品目の控除
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改定控除の計(品目)累積額の控除(品目)同(成分)比較薬にして算定された品目の控除(品目)同(成分)
2014年度10510557——
2016年度11211269——
2018年度14314357——
2019年10月—————
2020年度12012052——
2021年度—————
2022年度14514565——
2023年度—————
2024年度14914979——
2025年度584621127
2026年度56492875

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「自社品で、新薬創出等加算の累積額が控除された品目を」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の対象品目リスト(2014年度〜2026年度、24資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 控除の品目数も、資料の品目数と一致する。4 / 9

ここまでの図を、御社の領域で

自社の品目・競合の成分に絞った新薬創出等加算の履歴を、AI に文で頼んで調べられます。

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05次の改定でも対象かヘルスル医薬品データベース データレポート

前の改定の対象の成分のうち、次の改定でも対象だったのは79〜95%。
2018年度の改定のときだけ55%


前の改定の対象の成分が、次の改定でどうなったか成分(薬価基準収載医薬品コードの上7桁)で。次も対象 → 累積額の控除 → どちらのリストにも無い、の順に分けた
2014年度→2016年度 397成分79.3%15.4%2016年度→2018年度 416成分54.8%12.0%33.2%2018年度→2019年10月 315成分92.7%2019年10月→2020年度 347成分91.6%2020年度→2021年度 336成分93.8%2021年度→2022年度 352成分88.6%2022年度→2023年度 349成分93.7%2023年度→2024年度 370成分91.1%7.8%2024年度→2025年度 372成分95.2%2025年度→2026年度 402成分94.5%
2014年度→2016年度 397成分79.3%15.4%2016年度→2018年度 416成分54.8%12.0%33.2%2018年度→2019年10月 315成分92.7%2019年10月→2020年度 347成分91.6%2020年度→2021年度 336成分93.8%2021年度→2022年度 352成分88.6%2022年度→2023年度 349成分93.7%2023年度→2024年度 370成分91.1%2024年度→2025年度 372成分95.2%2025年度→2026年度 402成分94.5%
  • 次の改定でも対象
  • 累積額の控除
  • どちらのリストにも無い
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前の改定→次の改定前の改定の対象(成分)次も対象累積額の控除どちらにも無い次も対象の割合
2014年度→2016年度397315612179.3%
2016年度→2018年度4162285013854.8%
2018年度→2019年10月31529202392.7%
2019年10月→2020年度347318111891.6%
2020年度→2021年度33631502193.8%
2021年度→2022年度352312251588.6%
2022年度→2023年度34932702293.7%
2023年度→2024年度37033729491.1%
2024年度→2025年度37235415395.2%
2025年度→2026年度40238021194.5%

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「自社の成分が新薬創出等加算の対象だった改定の続きを」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の対象品目リスト(2014年度〜2026年度、24資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 控除のリストが無い改定では、外れた成分は「どちらのリストにも無い」に入る。販売名の変更などでコードが変わった成分は、続いていても別の成分になることがある。5 / 9
06その他の腫瘍用薬ヘルスル医薬品データベース データレポート

対象の品目のうち、その他の腫瘍用薬の割合は
2014年度の7%から2026年度は24%


対象の品目に占める、その他の腫瘍用薬(薬効分類429)の割合改定ごと。n は対象の品目数
0%25%50%75%100%7'14n=75810'16n=82316'18n=56020'19.10n=59120'20n=55522'21n=59325'22n=57125'23n=60023'24n=62324'25n=66925'26n=728
0%25%50%75%100%'14'18'20'22'24'26
数値の表を見る
改定対象(品目)その他の腫瘍用薬割合次に多い分類
2014年度758537.0%他に分類されない代謝性医薬品(55品目)
2016年度823819.8%他に分類されない代謝性医薬品(59品目)
2018年度5609216.4%他に分類されない代謝性医薬品(62品目)
2019年10月59111820.0%他に分類されない代謝性医薬品(54品目)
2020年度55511120.0%他に分類されない代謝性医薬品(59品目)
2021年度59313222.3%他に分類されない代謝性医薬品(57品目)
2022年度57114325.0%他に分類されない代謝性医薬品(59品目)
2023年度60015225.3%他に分類されない代謝性医薬品(67品目)
2024年度62314323.0%他に分類されない代謝性医薬品(80品目)
2025年度66916324.4%他に分類されない代謝性医薬品(86品目)
2026年度72817824.5%他に分類されない代謝性医薬品(86品目)

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「腫瘍用薬で、新薬創出等加算の対象の品目を改定ごとに」のように AI に頼むと、同じ形の図と出所つきの表を作ります。

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出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の対象品目リスト(2014年度〜2026年度、24資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ 薬効分類は薬価基準収載医薬品コードの上3桁。6 / 9
07薬効分類ごとヘルスル医薬品データベース データレポート

2026年度の対象はその他の腫瘍用薬が178品目で最多。
次いで他に分類されない代謝性医薬品(86品目)、抗ウイルス剤(42品目)


2026年度の対象の品目数の多い薬効分類上位10分類(薬価基準収載医薬品コードの上3桁)
その他の腫瘍用薬178品目他に分類されない代謝性医薬品86品目抗ウイルス剤42品目その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)41品目血液製剤類38品目その他の中枢神経系用薬34品目その他の循環器官用薬29品目抗てんかん剤24品目その他の呼吸器官用薬22品目その他の生物学的製剤16品目
その他の腫瘍用薬178品目他に分類されない代謝性医薬品86品目抗ウイルス剤42品目その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)41品目血液製剤類38品目その他の中枢神経系用薬34品目その他の循環器官用薬29品目抗てんかん剤24品目その他の呼吸器官用薬22品目その他の生物学的製剤16品目
数値の表を見る
薬効分類コード品目割合
その他の腫瘍用薬42917824.5%
他に分類されない代謝性医薬品3998611.8%
抗ウイルス剤625425.8%
その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)249415.6%
血液製剤類634385.2%
その他の中枢神経系用薬119344.7%
その他の循環器官用薬219294.0%
抗てんかん剤113243.3%
その他の呼吸器官用薬229223.0%
その他の生物学的製剤639162.2%
酵素製剤395162.2%
その他のアレルギー用薬449141.9%
490490111.5%
血液凝固阻止剤33391.2%
糖尿病用剤39691.2%
あへんアルカロイド系麻薬81191.2%
甲状腺,副甲状腺ホルモン剤24371.0%
高脂血症用剤21871.0%
その他の血液・体液用薬33971.0%
血圧降下剤21471.0%
その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く。)72960.8%
その他の消化器官用薬23960.8%
痛風治療剤39460.8%
43043060.8%
その他の末梢神経系用薬12960.8%
解毒剤39260.8%
主としてグラム陰性菌に作用するもの61250.7%
眼科用剤13150.7%
精神神経用剤11750.7%
卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤24750.7%
抗パーキンソン剤11640.5%
抗原虫剤64140.5%
肝臓疾患用剤39140.5%
解熱鎮痛消炎剤11430.4%
アルキル化剤42130.4%
その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬25930.4%
無機質製剤32230.4%
その他の外皮用薬26930.4%
脳下垂体ホルモン剤24130.4%
健胃消化剤23320.3%
その他の化学療法剤62920.3%
主としてカビに作用するもの61720.3%
合成麻薬82120.3%
代謝拮抗剤42220.3%
抗結核剤62220.3%
19019020.3%
副腎ホルモン剤24520.3%
その他の歯科口腔用薬27920.3%
不整脈用剤21210.1%
気管支拡張剤22510.1%
強心剤21110.1%
29029010.1%
その他の抗生物質製剤(複合抗生物質製剤を含む。)61910.1%
混合ホルモン剤24810.1%
下剤,浣腸剤23510.1%
抗腫瘍性抗生物質製剤42310.1%
主としてグラム陽性菌に作用するもの61110.1%
抗腫瘍性植物成分製剤42410.1%
主として抗酸菌に作用するもの61610.1%
主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの61310.1%
制酸剤23410.1%
催眠鎮静剤,抗不安剤11210.1%
鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤26410.1%
ワクチン類63110.1%
耳鼻科用剤13210.1%
その他の感覚器官用薬13910.1%

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08このレポートの作り方ヘルスル医薬品データベース データレポート

公表資料から作ったデータベースの値を、コードで数えた


目的
新薬創出等加算(2026年度から革新的新薬薬価維持制度)の対象が、改定ごとにどれだけあり、どの成分が続けて対象になってきたかを示す
対象
厚生労働省が2014年度〜2026年度の11回の改定で公表した対象品目リストと、加算の累積額を控除した品目のリスト(24資料)。2024年度からの「対象」は薬価維持と薬価非維持の合計(資料の「対象品目」と同じ範囲)
数え方
1品目=リストの1行(規格ごと)。成分=薬価基準収載医薬品コードの上7桁(薬効分類・成分・内用/注射/外用の区分)。品目の表に結び付かない少数の行は、同じ一般名のコードを使った。会社=リストの会社名の数(全角・半角と空白をそろえた)。薬効分類はコードの上3桁。次の改定でも対象かは成分で見た
照合
品目の数は、11回すべての改定で、厚生労働省「薬価基準改定の概要」の品目数(告示数)と一致する(対象・薬価維持・控除の区分ごと)。成分・会社の数は、数え方の違い(塩の違い・グループ会社の扱いなど)で資料と少し違う改定がある
出所
厚生労働省「薬価基準改定の概要」、新薬創出・適応外薬解消等促進加算(革新的新薬薬価維持制度)の対象品目リスト・控除した品目のリスト(各改定)
注意
このレポートは、これから対象になる品目を見込むものではない。公表されたリストの記載をそのまま数えたもの。区分の名前と範囲は改定によって違う
関連
長期収載品の特例の引下げの推移(2014〜2026年度)・市場拡大再算定の実測(2008〜2026年)・革新的新薬薬価維持制度の対象品目一覧
出所:厚生労働省「薬価基準改定の概要」と各改定の対象品目リスト(2014年度〜2026年度、24資料)。ヘルスル医薬品データベースの薬価の区分のデータ(2026年10月26日時点)から集計。ヘルスル調べ8 / 9
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