ヘルスル医薬品データベースデータレポート 第5号

新有効成分の承認から最初の効能追加まで(2010〜2020年承認の実測)

医薬品医療機器総合機構(PMDA)の新医薬品の承認品目一覧から、2010〜2020年に初めて承認された新有効成分370成分を取り出し、 同じ成分の最初の効能追加(適応追加)の承認までの年数を数えました。単位は有効成分、年は承認日の暦年です。 公表資料にある承認日と申請区分だけを集計しています。

公開:2026年10月17日/データの版:2026年10月17日(承認は2026年9月16日の分まで)/ヘルスル株式会社(ヘルスル調べ)

要点

  1. 5年以内 28.1%

    承認から5年以内に最初の効能追加があった成分の割合。370成分のうち104成分でした。1年以内は5.4%、3年以内は19.5%です。

  2. 10年以内 40%

    承認から10年たった225成分のうち、10年以内に効能追加があった割合。135成分は、10年たっても効能追加の承認がありませんでした。

  3. 中央値 3.2年

    効能追加があった151成分のうち、最初の追加までの年数。半数は1.5〜5.5年の間でした。

  4. 44.8% と 23.1%

    腫瘍用薬(薬効分類42)と腫瘍用薬以外の成分で、5年以内に効能追加があった割合。希少疾病用医薬品の指定の有無では、26.6%と28.7%でした。

1. 対象と数え方

単位は有効成分です。PMDA の新医薬品の承認品目一覧で、申請区分が「新有効成分含有医薬品」の承認を、2010年1月1日から2020年12月31日までに初めて受けた成分を対象にしました。成分の名前は、一般名から「(遺伝子組換え)」と、末尾の塩・水和物(塩酸塩・ナトリウム・水和物など)を除いてそろえています。 同じ成分で、規格・剤形違いや別の販売名で同じ日に承認された品目は、まとめて同じ成分として数えました。

効能追加は、最初の承認より後の承認で、申請区分に「新効能」を含むもの(新効能医薬品、新効能・新用量医薬品、新効能・新用量・剤形追加に係る医薬品など)です。 既にある販売名の一部変更承認のほか、同じ成分の別の販売名・剤形の承認も数えました。新用量・新剤形・剤形追加だけの承認、最初の承認と同じ日の承認(承認のときから効能が複数あるもの)、 バイオ後続品の承認、配合剤(複数の有効成分を含む品目)での承認は数えていません(例:ハーボニー配合錠・ダラキューロ配合皮下注・エプクルーサ配合錠)。

申請区分が新投与経路医薬品の承認は、効能が加わっていても、申請区分に「新効能」が無い限り数えていません。厚生労働省の通知「医薬品の承認申請について」(平成26年11月21日 薬食発1121第2号、令和8年2月27日 医薬発0227第2号で一部改正)の申請区分の定義では、新効能医薬品は有効成分と投与経路が既承認の医薬品と同じで効能・効果が異なるもの、新投与経路医薬品は有効成分が同じで投与経路が異なるものとされており、 投与経路の違う製剤で効能が加わった承認は、新投与経路医薬品として一覧に載ることがあるためです。例:ラパリムスゲル(シロリムス)は2018年3月23日に「結節性硬化症に伴う皮膚病変」を効能・効果として承認されましたが、申請区分は新投与経路医薬品です(2017年度の一覧 No.15)。申請区分に新効能も書かれた承認(新投与経路・新効能医薬品など)は数えています。

申請区分は一覧の記載で読みました。一覧の同じ行に複数の品目がまとめて書かれた行は、配合剤ではないので販売名ごとに成分を分け、品目ごとに区分が違うのにデータベースで同じ区分が入っていた品目と、データベースの区分の欄が空欄だった品目の一部は、 一覧の原本で確かめて直しました(12品目・一覧の6行)。ほかの空欄は、取り込んだ一覧のもう一つの区分の欄で補いました。

承認品目一覧は2026年9月16日の承認まで入っています。2020年12月31日に承認された成分でも5.7年たっているため、1・3・5年以内の割合は、370成分すべてを分母にした値です(年数がまだたっていない成分はありません)。

2010〜2020年に初めて承認された新有効成分含有医薬品の内訳
区分数
候補(2010〜2020年に初めて新有効成分含有医薬品として承認された成分・成分の組み合わせ)433
外した:配合剤など、複数の有効成分を含む品目31(成分の組み合わせごと)
外した:ワクチン22(一般名ごと)
外した:同じ成分(塩・水和物などの違いを含む)が、それより前に承認・薬価収載されていた成分(2004年度以降の承認品目一覧と、薬価基準の品目の承認番号・2010年度以降の薬価で判定)10成分
このレポートで数えた成分(単一の有効成分の品目)370成分
前に承認・薬価収載があったため外した10成分
  • テリパラチド(遺伝子組換え)(フォルテオ皮下注カート、2010年7月23日の承認):同じ成分の製品の承認番号が2008年(テリパラチド酢酸塩静注用100「旭化成」)
  • ブプレノルフィン(ノルスパンテープ、2011年2月23日の承認):同じ成分の製品の承認番号が1990年(レペタン坐剤0.2mg)
  • ヒトインスリン(遺伝子組換え)(ノボリン、2011年3月23日の承認):同じ成分の製品が2010年4月の薬価基準にあった(ペンフィルR注、のちに削除)
  • レボカルニチン(エルカルチンFF静注、2012年12月25日の承認):2011年3月10日にエルカルチン錠の承認(新効能・新用量医薬品)
  • ビソプロロール(ビソノテープ、2013年6月28日の承認):2011年5月20日にメインテート錠の承認(新効能・新用量医薬品)
  • テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(テノゼット錠、2014年3月24日の承認):2013年3月25日にスタリビルド配合錠の承認(新有効成分含有医薬品)
  • テノホビル アラフェナミドフマル酸塩(ベムリディ錠、2016年12月19日の承認):2016年6月17日にゲンボイヤ配合錠の承認(新有効成分含有医薬品)
  • イブプロフェン L-リシン(イブリーフ静注、2018年1月19日の承認):同じ成分の製品の承認番号が1977年(ブルフェン錠200)
  • pH4処理酸性人免疫グロブリン(ピリヴィジェン、2019年3月26日の承認):2010年5月13日に日赤ポリグロビンNの承認(新用量医薬品)
  • チオテパ(リサイオ点滴静注液、2019年3月26日の承認):同じ成分の製品が2010年4月の薬価基準にあった(テスパミン注射液(注射用蒸留水付)、のちに削除)

2. 承認から5年以内に効能追加があった成分は28.1%

承認から5年以内に最初の効能追加の承認があったのは、370成分のうち104成分(28.1%)でした。1年以内は20成分(5.4%)、3年以内は72成分(19.5%)です。承認から10年たった225成分では、10年以内に効能追加があったのは90成分(40%)でした。

承認から何年以内に最初の効能追加があったか(その年数がたった成分のうちの割合)
0%25%50%75%100%51年n=370142年n=370203年n=370254年n=370285年n=370336年n=365367年n=326398年n=296389年n=2614010年n=225

棒の上は割合(%)、下は分母の成分数です。6年以降は、2026年9月16日までにその年数がたった成分だけを分母にしています。

承認からその年数がたった成分それまでに効能追加あり割合効能追加なし
1年以内370205.4%350
2年以内3705214.1%318
3年以内3707219.5%298
4年以内3709224.9%278
5年以内37010428.1%266
6年以内36512133.2%244
7年以内32611836.2%208
8年以内29611538.9%181
9年以内26110038.3%161
10年以内2259040%135

分母は、2026年9月16日までにその年数がたった成分です。6年以降は、承認の新しい成分が分母から外れます。そのため、割合が前の年より下がる年(9年)があります。同じ成分の、最初より後の効能追加は、この割合には入れていません。

3. 効能追加があった151成分のうち、最初の追加までの中央値は3.2年

中央値
3.2年
半数が入る幅(25〜75%点)
1.5〜5.5年
最も短い・最も長い
0.2年・15.4年
最初の効能追加までの年数ごとの成分数(効能追加があった151成分)
0102030400〜1年:20成分200〜1年1〜2年:32成分321〜2年2〜3年:20成分202〜3年3〜4年:20成分203〜4年4〜5年:12成分124〜5年5〜6年:18成分185〜6年6〜7年:10成分106〜7年7〜8年:8成分87〜8年8〜9年:3成分38〜9年9〜10年:1成分19〜10年10年以上:7成分710年以上成分

棒の上は成分数です。「0〜1年」は承認から1年未満、「1〜2年」は1年以上2年未満を表します。

この中央値は、2026年9月までに効能追加があった成分だけの値です。承認から年数の浅い成分は、時間のかかる効能追加をまだ数えられていないため、短めに出ます。 成分の間で速さを比べるときは、2.の「何年以内の割合」をご覧ください。

最初の効能追加の申請区分は、新効能・新用量(剤形追加などを含む)が90成分、新効能だけが58成分、 新効能に新剤形・新投与経路などが付くものが3成分でした。一覧の「承認」の欄では、142成分が既にある販売名の一部変更承認、9成分が新しい販売名・剤形の承認でした。

承認から5年以内の効能追加の承認の回数(370成分)
なし1回2回3回以上
266成分71成分20成分13成分

回数は、効能追加の承認があった日の数です(同じ日に複数の販売名で承認されたものは、まとめて数えています)。

4. 腫瘍用薬・希少疾病用医薬品・承認年による違い

成分数が10未満の区分は、割合と中央値を出していません(「—」)。割合の後ろのかっこは成分数です。

腫瘍用薬(薬効分類42)と腫瘍用薬以外:5年以内は44.8%と23.1%

腫瘍用薬(薬効分類42)の87成分では、5年以内に効能追加があったのは44.8%で、腫瘍用薬以外の277成分の23.1%より高い割合でした。1年以内は10.3%と4%、3年以内は33.3%と15.2%です。

薬効分類成分数1年以内3年以内5年以内2026年9月までに効能追加あり中央値(効能追加があった成分のうち)25〜75%点
腫瘍用薬(薬効分類42)8710.3%(9)33.3%(29)44.8%(39)542.7年1.5〜5.3年
腫瘍用薬以外2774%(11)15.2%(42)23.1%(64)963.4年1.7〜5.5年
薬効分類なし(薬価基準に収載されていない成分)6———1——

薬効分類(上2桁)ごと

薬効分類(上2桁)成分数1年以内3年以内5年以内2026年9月までに効能追加あり中央値(効能追加があった成分のうち)25〜75%点
腫瘍用薬8710.3%(9)33.3%(29)44.8%(39)542.7年1.5〜5.3年
その他の代謝性医薬品773.9%(3)16.9%(13)27.3%(21)343.5年1.7〜5.7年
中枢神経系用薬434.7%(2)11.6%(5)20.9%(9)133.8年2.1〜5.4年
化学療法剤258%(2)20%(5)24%(6)9——
生物学的製剤224.5%(1)9.1%(2)13.6%(3)4——
循環器官用薬210%(0)19%(4)33.3%(7)9——
ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)120%(0)25%(3)41.7%(5)7——
消化器官用薬1118.2%(2)27.3%(3)27.3%(3)3——
血液・体液用薬110%(0)9.1%(1)27.3%(3)5——
そのほかの分類(10成分未満の16分類)551.8%(1)10.9%(6)12.7%(7)123.4年1.7〜6.7年
薬効分類なし(薬価基準に収載されていない成分)6———1——

薬効分類は、成分の最初の承認の品目につながる薬価基準の品目の分類です。つながらない成分は、同じ成分のほかの承認の品目、品目ページ、同じ一般名の薬価基準の品目の分類の順に使い、 どれも無い成分(薬価基準に収載されていない成分)は「薬効分類なし」にしました。その他の代謝性医薬品(39)の77成分には、他に分類されない代謝性医薬品(399)47成分、糖尿病用剤(396)15成分、酵素製剤(395)6成分などが入ります。

希少疾病用医薬品の指定:5年以内は26.6%と28.7%

最初の承認で、審査の区分の欄に希少疾病用医薬品と書かれていた109成分と、それ以外の261成分を比べました。5年以内に効能追加があった割合は26.6%と28.7%、効能追加があった成分のうちの中央値は3.1年と3.2年でした。

希少疾病用医薬品成分数1年以内3年以内5年以内2026年9月までに効能追加あり中央値(効能追加があった成分のうち)25〜75%点
希少疾病用医薬品の指定あり1096.4%(7)20.2%(22)26.6%(29)453.1年1.5〜5.8年
指定なし2615%(13)19.2%(50)28.7%(75)1063.2年1.5〜5.3年

承認年ごと

承認年の区切りごとの5年以内の割合は、16.2〜35.3%の間でした。どの区切りも5年以上たっているため、割合はそのまま比べられます。2026年9月までに効能追加があった成分の数は、承認の古い区切りほど年数が長いため多くなります。 効能追加があった成分のうちの年数も、承認の新しい区切りほど短く出るため、この表には載せていません。

承認年成分数1年以内3年以内5年以内2026年9月までに効能追加あり
2010〜2012年974.1%(4)18.6%(18)29.9%(29)45
2013〜2015年1053.8%(4)9.5%(10)16.2%(17)39
2016〜2018年1026.9%(7)26.5%(27)35.3%(36)44
2019〜2020年667.6%(5)25.8%(17)33.3%(22)23
承認年ごとの、5年以内に効能追加があった成分の割合
0%25%50%75%100%44'10n=2722'11n=3226'12n=3812'13n=2518'14n=5117'15n=2937'16n=4630'17n=2336'18n=3336'19n=3131'20n=35

棒の上は割合(%)、下は成分数です。成分数の少ない年は、値が大きく動きます。

5. 公知申請による効能追加

審査の区分の欄に公知申請(事前評価済を含む)と書かれた承認も、効能追加として数えています。最初の効能追加が公知申請だった成分は0成分でした。2026年9月までの効能追加の承認は、のべ341回(成分ごとに、同じ日の承認はまとめて数えています)で、そのうち公知申請は3回でした。いずれも最初の効能追加より後の承認です。

  • レベチラセタム(イーケプラ点滴静注):2022年12月23日(最初の承認は2010年7月23日)
  • トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物(メキニスト錠):2026年2月19日(最初の承認は2016年3月28日)
  • アレムツズマブ(遺伝子組換え)(マブキャンパス点滴静注):2026年5月18日(最初の承認は2014年9月26日)

公知申請のしくみは、公知申請と未承認薬・適応外薬検討会議にまとめています。

6. 承認から1年以内に最初の効能追加があった成分(20成分)

最初の承認の日から1年後の同じ日までに、効能追加の承認があった成分です。承認の古い順に並べています。 承認品目一覧の備考の欄(2020年度からは「効能・効果等」の欄)に効能の要旨がありますが、このレポートは申請区分だけで数え、効能の中身や数は数えていません。詳しくは添付文書・審査報告書でご確認ください。

成分販売名最初の承認最初の効能追加年数効能追加の申請区分出所
アログリプチン安息香酸塩ネシーナ錠2010年4月16日2010年8月20日0.3年新効能医薬品承認・効能追加
プレガバリンリリカカプセル2010年4月16日2010年10月27日0.5年新効能医薬品承認・効能追加
レナリドミド水和物レブラミドカプセル2010年6月25日2010年8月20日0.2年新効能及び新用量医薬品承認・効能追加
エソメプラゾールマグネシウム水和物ネキシウムカプセル2011年7月1日2012年6月22日1.0年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
レゴラフェニブ水和物スチバーガ錠2013年3月25日2013年8月20日0.4年新効能医薬品承認・効能追加
アスナプレビルスンベプラカプセル2014年7月4日2015年3月20日0.7年新効能医薬品承認・効能追加
ダクラタスビル塩酸塩ダクルインザ錠2014年7月4日2015年3月20日0.7年新効能医薬品承認・効能追加
セクキヌマブ(遺伝子組換え)コセンティクス皮下注2014年12月26日2015年12月21日1.0年新効能医薬品承認・効能追加
イブルチニブイムブルビカカプセル2016年3月28日2016年12月2日0.7年新効能・新用量・その他の医薬品承認・効能追加
ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)キイトルーダ点滴静注2016年9月28日2016年12月19日0.2年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ヌシネルセンナトリウムスピンラザ髄注2017年7月3日2017年9月22日0.2年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
オラパリブリムパーザ錠2018年1月19日2018年7月2日0.4年新効能医薬品承認・効能追加
エミシズマブ(遺伝子組換え)ヘムライブラ皮下注2018年3月23日2018年12月21日0.7年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
グセルクマブ(遺伝子組換え)トレムフィア皮下注2018年3月23日2018年11月21日0.7年新効能医薬品承認・効能追加
ベドリズマブ(遺伝子組換え)エンタイビオ点滴静注用2018年7月2日2019年5月22日0.9年新効能医薬品承認・効能追加
エヌトレクチニブロズリートレクカプセル2019年6月18日2020年2月21日0.7年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
カボザンチニブリンゴ酸塩カボメティクス錠2020年3月25日2020年11月27日0.7年新効能医薬品承認・効能追加
チラブルチニブ塩酸塩ベレキシブル錠2020年3月25日2020年8月21日0.4年新効能医薬品承認・効能追加
トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)エンハーツ点滴静注用2020年3月25日2020年9月25日0.5年新効能・新用量・その他の医薬品承認・効能追加
インコボツリヌストキシンAゼオマイン筋注用2020年6月29日2021年6月23日1.0年新効能・新用量医薬品承認・効能追加

承認から5年を過ぎて最初の効能追加があった成分(47成分)

5年を過ぎてから最初の効能追加があった成分です。最初の承認と別の品目で効能追加の承認があったものは、「最初の効能追加」の欄にその販売名を書いています。

47成分を表示する
成分販売名最初の承認最初の効能追加年数効能追加の申請区分出所
パニツムマブ(遺伝子組換え)ベクティビックス点滴静注2010年4月16日2025年9月19日15.4年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
アバタセプト(遺伝子組換え)オレンシア点滴静注用2010年7月23日2018年2月23日7.6年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
エルトロンボパグ オラミンレボレード錠2010年10月27日2017年8月25日6.8年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ベンダムスチン塩酸塩トレアキシン点滴静注用2010年10月27日2016年8月26日5.8年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
アザシチジンビダーザ注射用2011年1月21日2021年3月23日10.2年新効能医薬品承認・効能追加
ウステキヌマブ(遺伝子組換え)ステラーラ皮下注2011年1月21日2017年3月30日6.2年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
フェブキソスタットフェブリク錠2011年1月21日2016年5月23日5.3年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ロミプロスチム(遺伝子組換え)ロミプレート皮下注2011年1月21日2019年6月18日8.4年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ゴリムマブ(遺伝子組換え)シンポニー皮下注2011年7月1日2017年3月30日5.7年新効能・新用量・剤形追加に係る医薬品承認・効能追加
カナキヌマブ(遺伝子組換え)イラリス皮下注用2011年9月26日2016年12月19日5.2年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
フルベストラントフェソロデックス筋注2011年9月26日2017年9月27日6.0年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
クリゾチニブザーコリカプセル2012年3月30日2017年5月18日5.1年新効能医薬品承認・効能追加
ミグルスタットブレーザベスカプセル2012年3月30日2025年6月24日オプフォルダカプセルの承認13.2年新効能・新用量・剤形追加に係る医薬品承認・効能追加
ランレオチド酢酸塩ソマチュリン皮下注2012年6月29日2017年7月3日5.0年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
フェニル酪酸ナトリウムブフェニール錠2012年9月28日2026年8月24日13.9年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
フェソテロジンフマル酸塩トビエース錠2012年12月25日2022年9月26日9.8年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
オファツムマブ(遺伝子組換え)アーゼラ点滴静注液2013年3月25日2021年3月23日ケシンプタ皮下注の承認8.0年新投与経路・新効能医薬品承認・効能追加
トファシチニブクエン酸塩ゼルヤンツ錠2013年3月25日2018年5月25日5.2年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ペルツズマブ(遺伝子組換え)パージェタ点滴静注用2013年6月28日2018年10月10日5.3年新効能医薬品承認・効能追加
タファミジスメグルミンビンダケルカプセル2013年9月20日2019年3月26日5.5年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
トラスツズマブ エムタンシン(遺伝子組換え)カドサイラ点滴静注用2013年9月20日2020年8月21日6.9年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
パリペリドンパルミチン酸エステルゼプリオン水懸筋注2013年9月20日2020年9月25日ゼプリオンTRI水懸筋注の承認7.0年新効能・新剤形医薬品承認・効能追加
滅菌調整タルクユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤2013年9月20日2022年3月28日8.5年新効能医薬品承認・効能追加
pH4処理酸性人免疫グロブリン(皮下注射)ハイゼントラ2013年9月27日2019年3月26日5.5年新効能医薬品承認・効能追加
クエン酸第二鉄水和物リオナ錠2014年1月17日2021年3月23日7.2年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
エンザルタミドイクスタンジカプセル2014年3月24日2020年5月29日6.2年新効能医薬品承認・効能追加
ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物フォシーガ錠2014年3月24日2019年3月26日5.0年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
トレプロスチニルトレプロスト注射液2014年3月24日2024年9月24日10.5年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ファビピラビルアビガン錠2014年3月24日2024年6月24日10.3年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
プラスグレル塩酸塩エフィエント錠2014年3月24日2021年12月24日7.8年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
アレクチニブ塩酸塩アレセンサカプセル2014年7月4日2020年2月21日5.6年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
カナグリフロジン水和物カナグル錠2014年7月4日2022年6月20日8.0年新効能医薬品承認・効能追加
シロリムスラパリムス錠2014年7月4日2021年9月27日7.2年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
アレムツズマブ(遺伝子組換え)マブキャンパス点滴静注2014年9月26日2020年12月25日6.2年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)ジーラスタ皮下注2014年9月26日2022年2月25日7.4年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ボスチニブ水和物ボシュリフ錠2014年9月26日2020年6月29日5.8年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
エンパグリフロジンジャディアンス錠2014年12月26日2021年11月25日6.9年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ベンラファキシン塩酸塩イフェクサーSRカプセル2015年9月28日2026年3月23日10.5年新効能医薬品承認・効能追加
ベキサロテンタルグレチンカプセル2016年1月22日2024年6月24日8.4年新効能医薬品承認・効能追加
フロルベタピル(18F)アミヴィッド静注2016年12月19日2023年8月31日6.7年新効能医薬品承認・効能追加
アメナメビルアメナリーフ錠2017年7月3日2023年2月24日5.6年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
フルテメタモル(18F)ビザミル静注2017年9月27日2023年8月31日5.9年新効能医薬品承認・効能追加
ブレクスピプラゾールレキサルティ錠2018年1月19日2023年12月22日5.9年新効能・新用量医薬品承認・効能追加
ベンラリズマブ(遺伝子組換え)ファセンラ皮下注2018年1月19日2024年12月27日6.9年新効能・新用量・剤形追加に係る医薬品承認・効能追加
セマグルチド(遺伝子組換え)オゼンピック皮下注2018年3月23日2023年3月27日ウゴービ皮下注の承認5.0年新効能・新用量・その他・剤形追加に係る医薬品承認・効能追加
レテルモビルプレバイミス錠2018年3月23日2024年5月17日6.2年新効能医薬品承認・効能追加
レミマゾラムベシル酸塩アネレム静注用2020年1月23日2025年6月24日5.4年新効能・新用量・剤形追加・その他に係る医薬品承認・効能追加

「承認」「効能追加」は、PMDA の新医薬品の承認品目一覧(年度ごとのファイル)へのリンクです。年数は、承認日から効能追加の承認日までの日数を365.25で割った値です。「5.0年」の行は、5年を数日過ぎたものです。

このレポートの作り方

このレポートは、ヘルスル医薬品データベース(国内の医薬品の公的情報を品目ごとにつないだデータベース)に入っている承認のデータから集計しました。使った条件は次のとおりです。

目的
新有効成分が承認されてから、同じ成分の最初の効能追加(適応追加)の承認までの年数を、薬効分類・審査の区分・承認年ごとに示す
単位
有効成分(塩・水和物・「(遺伝子組換え)」の違いを除いた一般名でそろえる。配合剤・ワクチンは対象外)
使ったデータ
承認(承認日・販売名・一般名・申請区分・審査の区分・承認か一部変更承認か)、薬価基準の品目(承認番号・薬価の日付・薬効分類)、品目ページの薬効分類
条件
最初の承認:2010年1月1日〜2020年12月31日(暦年)/効能追加:申請区分に「新効能」を含む、最初の承認より後の承認(新投与経路医薬品だけの承認・配合剤での承認は含めない)/1・3・5年以内は、承認日から1・3・5年後の同じ日まで
出所
PMDA 新医薬品の承認品目一覧(2004年度〜2026年度、23ファイル。区分を直した12品目(一覧の6行)は一覧の原本で確認)、薬価基準の品目、申請区分の定義:厚生労働省「医薬品の承認申請について」(平成26年11月21日 薬食発1121第2号)、厚生労働省「「医薬品の承認申請について」の一部改正について」(令和8年2月27日 医薬発0227第2号)
データの版
2026年10月17日時点(承認は2026年9月16日の分まで)

ヘルスル医薬品データベースでは、目的を書くと、AI がこのような条件を組み立て、データベースから該当するデータを抜き出して、表・グラフ・報告書にします。AI が受け持つのは条件の組み立てと解説の文で、数値はデータベースの値です。承認の一覧を申請区分(新効能など)・薬効分類・審査の区分で絞り込み、自社の品目と同じ領域の効能追加の先例を、出所つきで確かめられます。無料のお試しでご確認いただけます。

利用上の注意

  • 公表資料の承認日を、成分の名前でつないで数えたものです。名前の書き方の違いでつながらない承認や、資料の誤り・読み取りの誤りを含む可能性があります。業務では元の資料でご確認ください。
  • 効能追加は、申請区分に「新効能」を含む承認として数えました。承認品目一覧の備考の欄(2020年度からは「効能・効果等」の欄)に効能の要旨がありますが、このレポートは申請区分だけで数え、効能の中身や数は数えていません。 詳しくは添付文書・審査報告書でご確認ください。
  • 申請区分が新投与経路医薬品の承認は、効能が加わっていても数えていません(1.の例を参照)。
  • 配合剤(複数の有効成分を含む品目)での効能追加は数えていません(例:ハーボニー配合錠・ダラキューロ配合皮下注・エプクルーサ配合錠)。
  • 単一の有効成分の品目であれば、別の会社・別の販売名で承認された効能追加も、その成分の効能追加として数えています。
  • このレポートは、これまでの実績をまとめたもので、今後を示すものではありません。個々の品目の効能追加の時期を示すものでもありません。
  • 出典を明記すれば、社内資料・報告書・記事などに自由に転載できます(利用条件)。表記の例:「ヘルスル医薬品データベース データレポート『新有効成分の承認から最初の効能追加まで』」。

よくある質問

新薬の効能追加(適応追加)は、承認から何年後が多いですか?
2010〜2020年に承認された新有効成分370成分では、承認から5年以内に最初の効能追加の承認があったのは28.1%(104成分)でした。1年以内は5.4%、3年以内は19.5%です。効能追加があった151成分のうち、最初の追加までの年数の中央値は3.2年でした(ヘルスル調べ)。
抗がん剤(腫瘍用薬)は、効能追加が早いですか?
腫瘍用薬(薬効分類42)の87成分では、5年以内に効能追加があったのは44.8%で、腫瘍用薬以外の277成分の23.1%より高い割合でした。効能追加があった成分のうちの、最初の追加までの年数の中央値は、腫瘍用薬(薬効分類42)が2.7年、腫瘍用薬以外が3.4年でした。これまでの実績で、個々の品目の今後を示すものではありません。
公知申請による効能追加は含まれていますか?
含めています。審査の区分の欄に公知申請(事前評価済を含む)と書かれた承認も、効能追加として数えました。最初の効能追加が公知申請だった成分は0成分でした。2026年9月までの効能追加の承認のべ341回(成分ごとに、同じ日の承認はまとめて数えています)のうち、公知申請は3回です。
新用量や新投与経路の承認も数えていますか?
数えていません。申請区分に「新効能」を含む承認だけを効能追加として数えました。新用量・新剤形・剤形追加だけの承認と、申請区分が新投与経路医薬品の承認は、効能が加わっていても入れていません(例:ラパリムスゲル)。厚生労働省の通知「医薬品の承認申請について」の申請区分の定義では、新効能医薬品は有効成分と投与経路が既承認の医薬品と同じで効能・効果が異なるもの、新投与経路医薬品は有効成分が同じで投与経路が異なるものとされ、投与経路の違う製剤で効能が加わった承認は、新投与経路医薬品として一覧に載ることがあるためです。申請区分に新効能も書かれた承認(新投与経路・新効能医薬品など)は数えています。

効能追加の承認を個別に確かめるには、効能追加(適応追加)の承認一覧をご覧ください。新薬の承認から薬価収載までの日数は、承認から薬価収載まで何日かかるかにあります。

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