ヘルスル医薬品データベースデータレポート 第6号

医薬品第一部会・第二部会の審議と報告(2011〜2026年度の実測)

薬事審議会(2024年4月1日より前は薬事・食品衛生審議会)の医薬品第一部会・第二部会の議題と、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の新医薬品の承認品目一覧を、販売名でつなぎました。2011年4月27日から2026年8月26日までの回の議題を1件ずつ数え、審議と報告の件数と、開催日から承認日までの日数をまとめています。 公表資料にある日付だけを集計しています。

公開:2026年10月17日/データの版:2026年10月17日(部会は2026年8月26日の回まで、承認は2026年9月16日まで)/ヘルスル株式会社(ヘルスル調べ)

要点

  1. 審議 28日・報告 23日

    部会の開催日から承認日までの日数(中央値)。承認があった議題のうち、60日以内に承認されたのは審議95.5%、報告97.6%でした。

  2. 511件中 509件が審議

    申請区分が新有効成分含有医薬品の議題。新効能医薬品は審議が48.2%、公知申請の議題は150件中149件が報告でした。

  3. 2025年度 93%

    2025年度の回の、承認があった審議の議題のうち、30日以内に承認された割合。中央値は21日でした。2011年度からの全体では63.3%、中央値28日です。

  4. 2025年度 16回

    第一部会・第二部会の開催の回数。承認の議題は、第一部会が審議43件・報告16件、第二部会が審議43件・報告39件でした。

1. 部会の「審議」と「報告」の違い(厚生労働省の決まり)

承認申請された医薬品を審議会に諮問するかどうかは、「薬事審議会における確認事項」(令和6年4月1日 薬事審議会確認、令和6年10月1日一部改正)の別添の表に示す例により、事務局が判断します(例により難い場合は、担当の部会長の意見を聞いて決めます)。 部会で「審議」するか「報告」するかも、原則として同じ表の例によります(いずれにも当たらない場合は、担当の部会長の意見を参考に会長が決めます)。 表では、新有効成分含有医薬品などは審議会に諮問し、部会で審議する医薬品とされています。新効能医薬品・新用量医薬品・新剤形医薬品などは、原則として事務局で処理し、部会に報告する医薬品です。 ただし、明らかに異質の効能・効果を追加する新効能医薬品や、部会長が部会審議を適当と決めたものなどは、審議に入ります。

医療用医薬品(体外診断用医薬品を除く)の区分と扱い(薬事審議会における確認事項の別添の表から)
表の番号区分部会審議会審議会への諮問
1申請医薬品の適応、毒性、副作用等からみて慎重に審議する必要があるとの部会の意見に基づき、会長が決定するもの審議審議あり
2新有効成分含有医薬品審議報告あり
3条件付き承認制度の対象となる医薬品(2を除く)審議文書配布による報告あり
4新医療用配合剤(10を除く)審議文書配布による報告あり
5新投与経路医薬品審議文書配布による報告あり
6明らかに異質の効能・効果を追加しようとする新効能医薬品(3を除く)審議文書配布による報告あり
7用量の大幅な増量により、異なる作用機序を期待するか又は新しい効能・効果を追加しようとする新用量医薬品審議文書配布による報告あり
8徐放化等の薬剤学的変更により、用法・用量が大幅に異なる新剤形医薬品審議文書配布による報告あり
9新効能医薬品、新用量医薬品及び類似処方医療用配合剤のうち、適応、毒性、副作用等からみて部会審議が適当であると部会長が決定するもの(3、4、6、7を除く)審議文書配布による報告あり
10既承認医薬品の用法、用量、効能・効果の範囲内で組み合わされた新医療用配合剤のうち、有効性及び安全性を検討するための新たな臨床試験が必要とされないもの報告なしなし
11新効能医薬品(3、6、9を除く)報告なしなし
12新用量医薬品(7、9を除く)報告なしなし
13新剤形医薬品(8を除く)報告なしなし
14類似処方医療用配合剤(4、9を除く)報告なしなし
15既承認医薬品等と、有効成分、用法、用量、効能・効果が同一であるか又は用法、用量、効能・効果がその範囲内である医薬品なしなしなし

「審議会」は、部会の上の薬事審議会での扱いです。同じ別添の「1の2」の表では、再審査期間の延長は部会で審議とされています。 表は令和6年10月1日一部改正の版です。2024年4月1日より前の回には、当時の薬事・食品衛生審議会の取り決めが当たります。このレポートでは、当時の取り決めの文は確かめていません。

第一部会と第二部会の分かれ方

薬事審議会規程(2024年4月1日施行)では、第二部会が抗菌性物質製剤、化学療法剤、抗悪性腫瘍剤、血液製剤、生物学的製剤、呼吸器官用薬、アレルギー用薬(外用剤を除く)、感覚器官用薬(炎症性疾患に対するものに限る)、放射性医薬品・診断用薬(これらの医薬品の対象疾患の診断を目的とするものに限る)の新医薬品の承認などを、 第一部会がほかの部会に属するものを除く新医薬品の承認などを、それぞれ調査審議すると定めています。 どちらの部会も、希少疾病用医薬品などの指定、再審査期間の指定と延長、毒薬・劇薬の指定も扱います。

薬事審議会規程は2024年4月1日から施行され、部会は薬事審議会の部会になりました。それより前は、薬事・食品衛生審議会(薬事分科会)の部会です。 厚生労働省の部会のページは、2024年4月26日(第一部会)・2024年5月9日(第二部会)の回からで、 それより前の回は国立国会図書館の保存版にあります。

2. 対象と数え方

部会の開催案内・別紙・議事録に並ぶ議題(「議題1」「議題2」…)を、1つずつ1件と数えました。1つの議題に複数の販売名(規格・剤形の違いなど)が並んでいても1件です。 対象は2011年4月1日から2026年10月17日(データの版)までに開かれた回で、年度は4月始まりです。 製造販売承認(新規)と一部変更承認の議題を「承認の議題」とし、希少疾病用医薬品の指定や再審査の結果などの議題(6章)と分けました。

議題に書かれた販売名と同じ販売名の承認が、PMDA の新医薬品の承認品目一覧に開催日から365日以内にあれば、そのうち最も早い承認を、その議題の承認としました。 日数は、承認日と開催日の差です(例:2026年8月26日に開催、2026年9月16日に承認なら21日)。

2011年4月27日〜2026年8月26日の回の議題2,461件の内訳
区分議題
承認の議題(審議1,013件・報告557件)1,570
 うち承認の一覧の承認と結びついた議題1,518
 うち議題の文から販売名を読み取れていない議題9
 うち開催日から365日以内に、同じ販売名の承認が承認の一覧に無い議題(2025年9月16日までの回)42
 うち開催から365日たっていない回(2025年9月16日より後の回)で、まだ承認が無い議題1
承認以外の議題(希少疾病用医薬品の指定、再審査の結果など)891

同じ販売名の承認が無い議題には、議題と承認の一覧で販売名の書き方(記号・単位の表記など)が違うものが含まれます。理由ごとには分けていません。 承認の一覧は2026年9月16日の承認までです。

数えていない回

  • 議題の資料をデータベースに取り込めていない42回:第一部会の2015年7月31日、2023年12月8日、2024年8月26日、2025年3月6日/第二部会の2020年1月29日〜2022年10月5日の33回、2023年11月27日、2024年3月4日、2024年5月24日、2024年8月30日、2025年1月30日。PMDA の審査報告書に開催日が書かれている回です(それ以外に抜けている回は分かりません)。保存版の開催一覧では、第二部会の2022年度は第17回(2023年2月27日)まで開かれていますが、データベースで開催日が分かるのは12回です。
  • 保存版の開催案内の「別紙」が、前の回の別紙になっている第一部会の3回:2019年8月1日(1月31日の回の別紙)・2019年8月29日(2月21日の回の別紙)・2019年11月29日(5月28日の回の別紙)。データベースの議題は前の回の写しのため、件数にも日数にも入れていません。
  • 2022年12月8日(第二部会)の回は、議題が「その他」の「医薬品スパイクバックス筋注について」だけで、審議・報告の議題が無いため、回数にも件数にも入れていません。
  • 2016年10月27日(第二部会)は開催中止です(保存版の開催一覧)。データベースにある議題は2016年11月11日の回と同じ資料のため、回にも件数にも数えていません。
  • 2026年10月21日(第二部会)・2026年10月26日(第一部会)の回は、開催案内は出ていますが、データの版の時点でまだ開かれていないため数えていません。
  • 2011年4月1日より前の回は、議題のうち報告事項しか読み取れていないため数えていません。

2013年度以前の回と2014年度の一部の回(17回中3回)は、開催案内の本文や議事録から議題を読み取っています。議題の番号が抜けている回が30回あり、抜けている番号は少なくとも61件です。データベースの題名が途中で切れていて承認の語が入っていない議題は、題名が無い議題と同じく、承認の一覧と結びついたものを承認の議題としました(6件。別紙で承認以外と確かめた1件は除く)。2024年4月26日〜2024年9月12日の一部の回は議題の題名がデータベースに無いため、承認の一覧と結びついた議題を承認の議題としました(33件)。別紙の題名と分け方が違った5件は、別紙の題名で分けています。2026年4月24日の第一部会の議題1・議題2(ゼップバウンドの効能の違う2つの一部変更承認。別紙では1つの題名に2つの番号)は、データベースで題名が割れて販売名を読めていないため、別紙と議事録で直しました。

3. 年度ごとの承認の議題の数(部会 × 審議・報告)

2011年4月27日から2026年8月26日までの承認の議題1,570件のうち、審議は1,013件(64.5%)、報告は557件でした。資料の欠けの無い最後の年度の2025年度は、第一部会8回・第二部会8回で、承認の議題は合わせて審議86件・報告55件です。

年度第一部会:回数審議報告第二部会:回数審議報告
2026年度(〜8月の回)428843324
2025年度8431684339
2024年度6ほか2回14※11※6ほか3回33※22※
2023年度7ほか1回25※12※7ほか2回32※20※
2022年度842204ほか8回13※17※
2021年度1147330ほか16回——
2020年度836100ほか8回——
2019年度5ほか3回25※8※6ほか2回24※25※
2018年度8321283936
2017年度8291483824
2016年度8441384016
2015年度7ほか1回36※10※94621
2014年度728※12※1042※18※
2013年度844※20※931※15※
2012年度834※24※935※15※
2011年度831※19※826※23※

回数は、議題の資料をデータベースに取り込めた回の数です。「ほか○回」は、議題の資料を取り込めていない回・別紙が前の回の写しになっている回・議題を読み取れていない回(2章の「数えていない回」)で、件数に入っていません。 ※は、取り込めていない回があるか、議題の一部を読み取れていない年度で、実際の件数より少なく出ています。 「—」は、資料のある回が無い年度です。継続審議や報告の先送りで同じ品目が複数の回の議題に載ったときは、件数ではそれぞれの回で1件と数えています(日数では最後の回だけ)。

4. 開催日から承認日までの日数:審議は中央値28日、報告は23日

承認の一覧と結びついた承認の議題のうち、2026年3月20日までの回(承認の一覧の最後の承認日まで180日以上ある回)の1,404件を数えました。 まだ承認されていない議題が混ざって日数が短く出ないよう、それより後の回は入れていません。 同じ承認に複数の回の議題が結びついたとき(部会で続けて扱われた品目など)は、承認日に最も近い回(継続審議の品目は最後に審議した回)の議題だけを数え、ほかの回の議題(審議17件・報告5件)は日数に入れていません。

審議:中央値
28日(902件)
報告:中央値
23日(502件)
30日以内に承認
審議63.3%・報告84.1%
60日以内に承認
審議95.5%・報告97.6%
開催日から承認日までの日数ごとの議題の数(1,404件)
  • 審議
  • 報告
010020030040050060050〜13日17314〜2053021〜2738728〜348935〜4812949〜624163〜90291〜1803181〜365件

棒の上の数字は、審議と報告の合計です。横軸の単位は日で、区切りの幅は同じではありません。

同じ回の議題は、多くが同じ日に承認されています。回ごとに最も多くの議題が承認された日を見ると、1,404件のうち1,136件(80.9%)がその日に承認されました。開催日から90日を超えた議題は、審議5件、報告0件です。 結びついた承認の審査報告書に部会の日が書かれている563件では、560件でその日が議題の開催日と同じでした(違う3件はいずれも、審査報告書の部会の日が、同じ品目が先に載った回の日です)。

部会ごと・新規の承認と一部変更承認

部会審議/報告議題中央値半数が入る幅30日以内60日以内
第一部会審議48028日23〜33日64.4%96.5%
第一部会報告22123日21〜28日86.9%97.7%
第二部会審議42228日21〜34日62.1%94.3%
第二部会報告28123日21〜28日81.9%97.5%
承認の種類審議/報告議題中央値半数が入る幅30日以内60日以内
新規の承認審議60128日24〜40日54.7%93.5%
新規の承認報告7030日23〜56日50%87.1%
一部変更承認審議30125日21〜28日80.4%99.3%
一部変更承認報告43222日21〜28日89.6%99.3%

「半数が入る幅」は、日数の短い方から25%〜75%にあたる議題の日数です。承認の種類は、議題の題名(「製造販売承認」か「製造販売承認事項一部変更承認」か)によります。 1つの議題に一部変更承認と新しい剤形・規格の製造販売承認が並ぶものは、一部変更承認に数えています(56件)。

開催の年度ごと:2025年度の審議は中央値21日

承認があった審議の議題のうち、開催日から30日以内に承認された割合(開催の年度ごと)
0%25%50%75%100%35'11n=4977'12n=6269'13n=6260'14n=6546'15n=7864'16n=8061'17n=6639'18n=7076'19n=4954'20n=3558'21n=4374'22n=5458'23n=5778'24n=4693'25n=86

棒の上は割合(%)、下の n は承認があった審議の議題の数です。横軸は開催の年度(4月始まり)です。

開催の年度審議:議題中央値30日以内60日以内報告:議題中央値30日以内60日以内
2025年度8621日93%97.7%5423.5日94.4%100%
2024年度4625日78.3%100%3323日90.9%100%
2023年度5728日57.9%96.5%3028日60%100%
2022年度5428日74.1%98.1%3723日100%100%
2021年度4328日58.1%93%2828日96.4%96.4%
2020年度3529日54.3%100%1030日50%90%
2019年度4926日75.5%95.9%3326日72.7%93.9%
2018年度7032日38.6%98.6%4824日58.3%95.8%
2017年度6624日60.6%86.4%3721日89.2%91.9%
2016年度8025日63.8%95%2921日89.7%96.6%
2015年度7831日46.2%100%3024日70%96.7%
2014年度6528日60%89.2%2822日85.7%96.4%
2013年度6228日69.4%96.8%3021日86.7%100%
2012年度6226日77.4%93.5%3721日91.9%100%
2011年度4932日34.7%91.8%3821日100%100%

件数が10件に満たない区分は、中央値と割合を「—」にしています。承認の一覧と結びつかない議題も分母に入れると、60日以内に承認を確認できた割合は審議92.1%、報告94.2%です。 販売名だけで結びつけているため、同じ販売名で365日以内に別の承認(効能の追加など)があると、そちらに結びつくことがあります。

5. 申請区分・審査の区分ごとの審議と報告

新規の承認の議題は747件のうち89.3%が審議、一部変更承認の議題は823件のうち42%が審議でした。申請区分が新有効成分含有医薬品の議題は、511件のうち509件が審議です。新効能医薬品は審議が48.2%、新用量医薬品は27.7%でした。審査の区分で見ると、希少疾病用医薬品の議題は86.8%が審議、公知申請の議題は150件のうち149件が報告でした。

承認の種類ごと

承認の種類議題審議報告審議の割合
新規の承認(製造販売承認)7476678089.3%
一部変更承認(効能・用量の追加など)82334647742%

申請区分ごと

申請区分議題審議報告審議の割合
新有効成分含有医薬品511509299.6%
新医療用配合剤5350394.3%
類似処方医療用配合剤808—
新投与経路医薬品68501873.5%
新効能医薬品(新用量を伴うものを含む)62930332648.2%
新用量医薬品1594411527.7%
新剤形医薬品・剤形追加148657.1%
バイオ後続品260260%
その他808—
申請区分の記載なし42152735.7%
承認の一覧と結びつかない議題52341865.4%

審査の区分ごと

審査の区分議題審議報告審議の割合
希少疾病用医薬品3573104786.8%
先駆け審査指定・先駆的医薬品10100100%
条件付き承認871—
優先審査55391670.9%
迅速審査4193222%
公知申請15011490.7%
特例承認・緊急承認514—
いずれにも当たらない91662029667.7%

申請区分・審査の区分は、議題に結びついた承認の、PMDA の承認品目一覧の記載です。申請区分が複数書かれた承認は、表の上の区分から順に当てはめて1つにしました(新効能・新用量医薬品は新効能医薬品に数えます)。 1つの議題が複数の審査の区分に当たる場合は、それぞれに数えています。件数が10件に満たない区分は、割合を「—」にしています。申請区分が新投与経路医薬品で報告だった18件のうち12件は、審査の区分が公知申請です。

申請区分が新有効成分含有医薬品で、部会では報告だった議題(2件)

いずれも、販売名の頭が同じ製剤が、先に新有効成分含有医薬品として承認されていた品目です(表の「先に承認された製剤」)。

開催日部会販売名一般名(承認の一覧)承認日先に承認された製剤出所
2011年8月26日第一部会レベミル注ペンフィルほか2販売名インスリン デテミル2011年9月16日レベミル注3002007年10月19日・インスリン デテミル(遺伝子組換え)議題
2024年10月30日第二部会カルケンス錠100 mgアカラブルチニブマレイン酸塩水和物2024年12月27日カルケンスカプセル100 mg2021年1月22日・アカラブルチニブ議題

6. 承認以外の議題

部会では、品目の承認のほかに、希少疾病用医薬品などの指定や再審査の期間・結果、基準の改正なども扱います。2011年4月27日から2026年8月26日までの承認以外の議題891件を、題名の言葉で分けました。

議題の種類審議報告
希少疾病用医薬品などの指定の取消し041
希少疾病用医薬品・先駆的医薬品などの指定の可否3050
再審査期間の延長390
再審査の結果0158
生物由来製品・毒薬劇薬の指定の要否410
承認条件・条件付き承認制度088
最適使用推進ガイドライン154
公知申請の事前評価035
基準の改正(生物学的製剤基準など)410
優先審査指定品目の審査結果031
その他523
題名がデータベースに無い議題(2024年4月26日〜2024年9月12日の一部の回)1514

別紙の「その他」の欄の議題(報告事項のあとで番号が1から振り直された議題。最適使用推進ガイドライン、公知申請の事前評価など114件)は、データベースで報告に入っているため、この表でも報告に数えています(報告事項の無い回の1件は審議に入っています)。希少疾病用医薬品などの指定の議題は、1つの議題に複数の成分が並ぶ回があり、件数は成分の数ではありません。指定の一覧は希少疾病用医薬品の指定一覧にあります。

7. 2024年度からの回と承認日

2024年度からの回の、承認の議題の数と、その回の議題が最も多く承認された日です(2026年8月26日の回まで)。品目ごとの議題は医薬品第一部会・第二部会の審議・報告品目の一覧にあります。

開催日部会承認の議題(審議・報告)承認以外の議題多く承認された日出所
2026年8月26日第一部会14(審議11・報告3)42026年9月16日14件中14件・開催日から21日議題
2026年8月24日第二部会18(審議8・報告10)92026年9月16日18件中18件・開催日から23日議題
2026年8月3日第一部会6(審議5・報告1)92026年8月24日6件中6件・開催日から21日議題
2026年7月27日第二部会17(審議10・報告7)72026年8月24日17件中17件・開催日から28日議題
2026年5月29日第一部会14(審議10・報告4)62026年6月19日14件中14件・開催日から21日議題
2026年5月25日第二部会15(審議10・報告5)72026年6月19日14件中14件・開催日から25日議題
2026年4月27日第二部会7(審議5・報告2)42026年5月18日7件中7件・開催日から21日議題
2026年4月24日第一部会2(審議2・報告0)42026年5月18日2件中2件・開催日から24日議題
2026年3月5日第一部会7(審議5・報告2)92026年3月23日7件中7件・開催日から18日議題
2026年3月2日第二部会15(審議7・報告8)82026年3月23日15件中13件・開催日から21日議題
2026年1月29日第二部会8(審議5・報告3)72026年2月19日8件中8件・開催日から21日議題
2026年1月23日第一部会7(審議3・報告4)42026年2月19日7件中7件・開催日から27日議題
2025年12月3日第一部会8(審議7・報告1)52025年12月22日8件中8件・開催日から19日議題
2025年11月27日第二部会11(審議9・報告2)62025年12月22日11件中11件・開催日から25日議題
2025年10月30日第一部会3(審議2・報告1)42025年11月20日3件中2件・開催日から21日議題
2025年10月29日第二部会6(審議3・報告3)72025年11月20日6件中5件・開催日から22日議題
2025年8月29日第一部会13(審議8・報告5)112025年9月19日13件中13件・開催日から21日議題
2025年8月22日第二部会21(審議10・報告11)82025年9月19日21件中20件・開催日から28日議題
2025年7月31日第一部会7(審議5・報告2)62025年8月25日7件中7件・開催日から25日議題
2025年7月24日第二部会6(審議3・報告3)62025年8月25日6件中5件・開催日から32日議題
2025年6月6日第二部会8(審議4・報告4)62025年6月24日7件中7件・開催日から18日議題
2025年6月4日第一部会11(審議10・報告1)52025年6月24日11件中11件・開催日から20日議題
2025年4月25日第一部会3(審議3・報告0)32025年5月19日3件中3件・開催日から24日議題
2025年4月21日第二部会7(審議2・報告5)62025年5月19日7件中7件・開催日から28日議題
2025年3月6日第一部会議題の資料を取り込めていない回
2025年2月27日第二部会13(審議10・報告3)62025年3月27日13件中13件・開催日から28日議題
2025年1月31日第一部会1(審議0・報告1)62025年2月20日1件中1件・開催日から20日議題
2025年1月30日第二部会議題の資料を取り込めていない回
2024年12月6日第二部会14(審議10・報告4)62024年12月27日14件中14件・開催日から21日議題
2024年12月2日第一部会8(審議7・報告1)52024年12月27日7件中7件・開催日から25日議題
2024年10月31日第一部会3(審議0・報告3)42024年11月22日3件中3件・開催日から22日議題
2024年10月30日第二部会8(審議3・報告5)62024年11月22日8件中5件・開催日から23日議題
2024年9月12日第二部会2(審議1・報告1)12024年9月13日2件中1件・開催日から1日議題
2024年8月30日第二部会議題の資料を取り込めていない回
2024年8月26日第一部会議題の資料を取り込めていない回
2024年8月2日第二部会10(審議5・報告5)72024年8月28日10件中7件・開催日から26日議題
2024年8月1日第一部会4(審議2・報告2)62024年9月24日4件中3件・開催日から54日議題
2024年5月31日第一部会8(審議5・報告3)52024年6月24日8件中8件・開催日から24日議題
2024年5月24日第二部会議題の資料を取り込めていない回
2024年5月9日第二部会8(審議4・報告4)62024年5月17日8件中5件・開催日から8日議題
2024年4月26日第一部会1(審議0・報告1)42024年6月24日1件中1件・開催日から59日議題

「多く承認された日」の下の数は、その回の承認の議題のうち承認があった件数と、その日に承認された件数です。「議題の資料を取り込めていない回」は、2章の「数えていない回」にあたります。 出所は、厚生労働省の部会のページの議題の資料です。

このレポートの作り方

このレポートは、ヘルスル医薬品データベース(国内の医薬品の公的情報を品目ごとにつないだデータベース)に入っている部会の議題と承認のデータから集計しました。使った条件は次のとおりです。

目的
医薬品第一部会・第二部会の議題を審議と報告に分けて数え、開催日から承認日までの日数を、年度・部会・申請区分ごとに示す
単位
部会の議題(議題1・議題2…の1つ。複数の販売名が並ぶ議題も1件)
使ったデータ
部会の議題(開催日・部会・審議/報告・販売名・題名)、承認(承認日・販売名・承認の種類・申請区分・審査の区分)
条件
開催日 2011年4月27日〜2026年8月26日(年度は4月始まり)/議題の資料のある回/販売名でつなぐ/開催日から365日以内の最初の承認/日数は2026年3月20日までの回
出所
厚生労働省 薬事審議会(医薬品第一部会・第二部会)の開催案内・資料(36本)、国立国会図書館 WARP に保存された旧薬事・食品衛生審議会の部会のページ・資料(187本)、PMDA 新医薬品の承認品目一覧
制度の出所
薬事審議会における確認事項・薬事審議会規程・薬事審議会(医薬品第一部会)・薬事審議会(医薬品第二部会)・旧薬事・食品衛生審議会(医薬品第一部会)(国立国会図書館の保存版)・旧薬事・食品衛生審議会(医薬品第二部会)(国立国会図書館の保存版)
データの版
2026年10月17日時点(部会は2026年8月26日の回まで、承認は2026年9月16日まで)

ヘルスル医薬品データベースでは、同じ主題(部会の審議・報告と、開催日から承認日までの日数)を、薬効分類・申請区分・開催年で絞って見られます(数え方はこのレポートと一部違います)。自社の品目と同じ領域の議題が、審議と報告のどちらで、開催日から何日で承認されたかを、出所つきで確かめられます。AI が受け持つのは条件の組み立てと解説の文で、数値はデータベースの値です。

利用上の注意

  • 公表資料の議題を読み取り、販売名で承認の一覧とつないで数えたものです。読み取りの誤りや、つなぎ方の違いを含む可能性があります。業務では元の資料でご確認ください。
  • 議題の資料を取り込めていない回と、議題の一部を読み取れていない回があります(2章)。年度ごとの件数のうち※の付いたものは、実際より少なく出ています。
  • 日数は、承認の一覧と結びついた議題だけのものです。審議と報告の別は、各回の議題の資料の記載によります。1章の決まりは、現行の「薬事審議会における確認事項」の表です。
  • このレポートはこれまでの実績をまとめたもので、今後を示すものではありません。個々の品目の承認の時期を示すものでもありません。
  • 出典を明記すれば、社内資料・報告書・記事などに自由に転載できます(利用条件)。表記の例:「ヘルスル医薬品データベース データレポート『医薬品第一部会・第二部会の審議と報告』」。

よくある質問

薬事審議会の部会の「審議」と「報告」の違いは何ですか?
「薬事審議会における確認事項」(令和6年4月1日 薬事審議会確認、令和6年10月1日一部改正)の別添の表では、新有効成分含有医薬品などは審議会に諮問して部会で審議する医薬品、新効能医薬品・新用量医薬品などは原則として事務局で処理して部会に報告する医薬品とされています。このレポートで数えた議題では、申請区分が新有効成分含有医薬品の511件のうち509件が審議、新効能医薬品は629件のうち303件(48.2%)が審議でした(ヘルスル調べ)。
部会で審議されてから承認まで何日かかりますか?
2011年4月27日〜2026年3月20日の回の議題のうち、承認があった審議の議題902件では、開催日から承認日までの中央値は28日(半数は22〜33日)、95.5%が60日以内でした。報告の議題は中央値23日です。2025年度の回の審議の議題は中央値21日でした。これまでの実績で、今後の日付を示すものではありません。
医薬品第一部会・第二部会では、1年度に何件の承認の議題がありますか?
2025年度は、第一部会が8回開かれ、承認の議題は審議43件・報告16件でした。第二部会は8回で、審議43件・報告39件です。1つの議題に同じ品目の複数の規格が並ぶことがあり、件数は議題の数です(継続審議などで同じ品目が複数の回に載れば、それぞれの回で数えています)。
医薬品第一部会と第二部会は、何で分かれていますか?
薬事審議会規程(2024年4月1日施行)では、第二部会が抗菌性物質製剤・化学療法剤・抗悪性腫瘍剤・血液製剤・生物学的製剤・呼吸器官用薬・アレルギー用薬(外用剤を除く)などの新医薬品の承認などを調査審議し、第一部会はほかの部会に属するものを除く新医薬品の承認などを調査審議すると定めています。

承認から薬価収載までの日数は承認から薬価収載まで何日かかるか、収載の流れは薬価収載とはにあります。

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