市場拡大再算定などの類似品として薬価が引き下げられた品目
市場拡大再算定では、要件に該当した品目(対象品)とあわせて、その薬理作用類似薬が「類似品」として薬価を引き下げられることがありました。中医協で了承された再算定の資料で、再算定の理由が「類似品」とされた品目を、どの対象品の類似品だったかと引下げ率とともに一覧にしました(市場拡大再算定の特例・用法用量変化再算定の類似品を含む、2016年以降)。なお、2026年度の薬価制度改革で、類似品への市場拡大再算定・持続可能性特例価格調整の適用は廃止するとされました。
更新日:
| 年 | 件数 |
|---|---|
| 2025年 | 7 |
| 2024年 | 14 |
| 2023年 | 3 |
| 2022年 | 12 |
| 2021年 | 3 |
| 2020年 | 3 |
| 2018年 | 3 |
| 2016年 | 7 |
一覧
52 件 / 全 52 件
| 適用日 | 販売名 | 一般名 | 会社 | 対象品 | 対象品の再算定の種類 | 対象品の再算定の理由 | 引下げ率 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/08/01 | バビースモ | ファリシマブ(遺伝子組換え) | 中外製薬 | アイリーア | 市場拡大再算定の特例 | 市場拡大再算定の特例の要件に該当 | 19.5% | 資料 |
| 2025/08/01 | ベオビュ | ブロルシズマブ(遺伝子組換え) | ノバルティス ファーマ | アイリーア | 市場拡大再算定の特例 | 市場拡大再算定の特例の要件に該当 | 14.2% | 資料 |
| 2025/08/01 | カナグル | カナグリフロジン水和物 | 田辺ファーマ | ジャディアンス | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 7.1〜8.7% | 資料 |
| 2025/08/01 | スーグラ | イプラグリフロジン L-プロリン | アステラス製薬 | ジャディアンス | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 7.9% | 資料 |
| 2025/08/01 | デベルザ | トホグリフロジン水和物 | 興和 | ジャディアンス | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 6.6% | 資料 |
| 2025/08/01 | フォシーガ | ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物 | アストラゼネカ | ジャディアンス | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 8.3〜8.6% | 資料 |
| 2025/08/01 | ルセフィ | ルセオグリフロジン水和物 | 大正製薬 | ジャディアンス | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 7.9〜8% | 資料 |
| 2024/11/01 | アドトラーザ | トラロキヌマブ(遺伝子組換え) | レオファーマ | デュピクセント | 市場拡大再算定の特例 | 市場拡大再算定の特例の要件に該当 | 17.5% | 資料 |
| 2024/11/01 | イブグリース | レブリキズマブ(遺伝子組換え) | 日本イーライリリー | デュピクセント | 市場拡大再算定の特例 | 市場拡大再算定の特例の要件に該当 | 17.5% | 資料 |
| 2024/08/01 | ソリリス | エクリズマブ(遺伝子組換え) | アレクシオンファーマ | ユルトミリスHI | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 5.4% | 資料 |
| 2024/04/01 | アーリーダ | アパルタミド | ヤンセンファーマ | イクスタンジ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 11.1% | 資料 |
| 2024/04/01 | ニュベクオ | ダロルタミド | バイエル薬品 | イクスタンジ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 10.8% | 資料 |
| 2024/04/01 | カルケンス | アカラブルチニブ | アストラゼネカ | イムブルビカ | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2024/04/01 | ベレキシブル | チラブルチニブ塩酸塩 | 小野薬品工業 | イムブルビカ | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2024/04/01 | オプジーボ | ニボルマブ(遺伝子組換え) | 小野薬品工業 | バベンチオ | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2024/04/01 | オルミエント | バリシチニブ | 日本イーライリリー | リンヴォック | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2024/04/01 | サイバインコ | アブロシチニブ | ファイザー | リンヴォック | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2024/04/01 | ジセレカ | フィルゴチニブマレイン酸塩 | ギリアド・サイエンシズ | リンヴォック | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2024/04/01 | スマイラフ | ペフィシチニブ臭化水素酸塩 | アステラス製薬 | リンヴォック | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2024/04/01 | ゼルヤンツ | トファシチニブクエン酸塩 | ファイザー | リンヴォック | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2024/04/01 | ネクサバール | ソラフェニブトシル酸塩 | バイエル薬品 | レンビマ | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 31.3% | 資料 |
| 2023/11/01 | ゼジューラ | ニラパリブトシル酸塩水和物 | 武田薬品工業 | リムパーザ | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 10.2% | 資料 |
| 2023/08/01 | リリカ | プレガバリン | ヴィアトリス製薬 | タリージェ | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 0.6〜0.7% | 資料 |
| 2023/08/01 | イブランス | パルボシクリブ | ファイザー | ベージニオ | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 10.6% | 資料 |
| 2022/04/01 | キャブピリン | アスピリン・ボノプラザンフマル酸塩 | 武田薬品工業 | タケキャブ | 市場拡大再算定の特例 | 市場規模の拡大(1,000億円超) | 15.8% | 資料 |
| 2022/04/01 | ボノサップパック | ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン | 武田薬品工業 | タケキャブ | 市場拡大再算定の特例 | 市場規模の拡大(1,000億円超) | 8.6〜10.3% | 資料 |
| 2022/04/01 | ボノピオンパック | ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール | 武田薬品工業 | タケキャブ | 市場拡大再算定の特例 | 市場規模の拡大(1,000億円超) | 11.6% | 資料 |
| 2022/04/01 | ファセンラ | ベンラリズマブ(遺伝子組換え) | アストラゼネカ | ヌーカラ | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 10.8% | 資料 |
| 2022/04/01 | オゼンピック | セマグルチド(遺伝子組換え) | ノボ ノルディスク ファーマ | ビクトーザ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 11.1% | 資料 |
| 2022/04/01 | ソリクア | インスリングラルギン(遺伝子組換え)・リキシセナチド | サノフィ | ビクトーザ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 9.2% | 資料 |
| 2022/04/01 | ゾルトファイ | インスリン デグルデク(遺伝子組換え)・リラグルチド(遺伝子組換え) | ノボ ノルディスク ファーマ | ビクトーザ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 4.4% | 資料 |
| 2022/04/01 | トルリシティ | デュラグルチド(遺伝子組換え) | 日本イーライリリー | ビクトーザ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 11.1% | 資料 |
| 2022/04/01 | バイエッタ | エキセナチド | アストラゼネカ | ビクトーザ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 11.1% | 資料 |
| 2022/04/01 | ビデュリオン | エキセナチド | アストラゼネカ | ビクトーザ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 11.1% | 資料 |
| 2022/04/01 | リキスミア | リキシセナチド | サノフィ | ビクトーザ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 11.1% | 資料 |
| 2022/04/01 | ビンマック | タファミジス | ファイザー | ビンダケル | 用法用量変化再算定 | 主たる効能効果の変更に伴う用法用量の変更 | 76.8% | 資料 |
| 2021/08/01 | イミフィンジ | デュルバルマブ(遺伝子組換え) | アストラゼネカ | テセントリク | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 11.5% | 資料 |
| 2021/08/01 | オプジーボ | ニボルマブ(遺伝子組換え) | 小野薬品工業 | テセントリク | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 11.5% | 資料 |
| 2021/08/01 | キイトルーダ | ペムブロリズマブ(遺伝子組換え) | MSD | テセントリク | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 11.5% | 資料 |
| 2020/04/01 | ケブザラ | サリルマブ(遺伝子組換え) | サノフィ | アクテムラ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 18.5% | 資料 |
| 2020/04/01 | ウリアデック | トピロキソスタット | 三和化学研究所 | フェブリク | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 14.5〜14.7% | 資料 |
| 2020/04/01 | トピロリック | トピロキソスタット | 富士薬品 | フェブリク | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | 14.6〜14.7% | 資料 |
| 2018/04/01 | キイトルーダ | ペムブロリズマブ(遺伝子組換え) | MSD | オプジーボ | 用法用量変化再算定 | 主たる効能効果の変更に伴う用法用量の変更 | 11.1〜11.2% | 資料 |
| 2018/04/01 | バベンチオ | アベルマブ(遺伝子組換え) | メルクバイオファーマ | オプジーボ | 用法用量変化再算定 | 主たる効能効果の変更に伴う用法用量の変更 | 11.9% | 資料 |
| 2018/04/01 | タケキャブ | ボノプラザンフマル酸塩 | 武田薬品工業 | ネキシウム | 市場拡大再算定の特例 | 市場規模の拡大(1,000億円超) | 16.1% | 資料 |
| 2016/04/01 | マクジェン | ペガプタニブナトリウム | ボシュロム・ジャパン | アイリーア | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | — | 資料 |
| 2016/04/01 | ルセンティス | ラニビズマブ(遺伝子組換え) | ノバルティス ファーマ | アイリーア | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 13% | 資料 |
| 2016/04/01 | ハーボニー | レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビル | ギリアド・サイエンシズ | ソバルディ | 市場拡大再算定の特例 | 市場規模の拡大(1,500億円超) | 31.7% | 資料 |
| 2016/04/01 | ヴィキラックス | オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル | アッヴィ | ダクルインザ | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 14% | 資料 |
| 2016/04/01 | テリボン | テリパラチド酢酸塩 | 旭化成セラピューティクス | フォルテオ | 市場拡大再算定 | 市場規模の拡大(原価計算品目) | — | 資料 |
| 2016/04/01 | ピートル | スクロオキシ水酸化鉄 | キッセイ薬品工業 | ホスレノール | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
| 2016/04/01 | リオナ | クエン酸第二鉄水和物 | 塩野義製薬 | ホスレノール | 市場拡大再算定 | 効能追加による市場規模の拡大 | 15% | 資料 |
- 選び方:本データベースに収録した中医協の再算定の資料のうち、「再算定の理由」の欄が「類似品」の品目です。費用対効果評価の「H5(類似品目)」は別の仕組みのため含めていません。
- 対象品は、資料の表で類似品と同じ番号にまとめられた、再算定の要件に該当した品目です。原本で組を確かめた行にだけ示し、確かめていない行は「—」にしています。「対象品の再算定の種類」と「対象品の再算定の理由」は、資料のその対象品の行の区分と理由です(理由に付いた注の記号は省いています)。ほかの再算定の一覧の「種類」は各品目の行の区分のため、特例の対象品の類似品で、この一覧と違うことがあります。
- 引下げ率は、規格ごとの(1 − 改定後の薬価 ÷ 改定前の薬価)で、規格によって違う場合は幅で示します。改定後の薬価を確かめられない規格は「—」としています。同じ日に同じ品目の複数の規格が引き下げられた場合は、1行にまとめています。
- 4月の薬価改定と同じ日に適用されたものは、資料に改定前の薬価だけが記載されているため、改定後の薬価に改定後の薬価基準収載品目リストの値を使っています。この日の薬価には市場実勢価格に基づく改定なども反映されるため(資料の注では、再算定による算定額と市場実勢価格に基づく薬価改定等による算定額の低い額とされています)、この率は再算定だけによる引下げ幅ではありません。
- 会社は、本データベースの品目の会社名で、資料の当時の会社名と違うことがあります。品目に会社名が無いものは、資料に記載された会社名です。
- 2008年・2012年の再算定は本データベースで理由の欄が空のため類似品かどうかを区別できず、2010年・2014年の再算定は本データベースに収録していません。このため、この一覧は2016年以降の資料からです。
よくある質問
- 市場拡大再算定の「類似品」とは、どのような品目ですか?
- 再算定の要件に該当した品目(対象品)の薬理作用類似薬で、対象品と同じ機会に薬価が引き下げられた品目です。中医協の資料では、対象品と同じ番号の中に「類似品」として記載されています。薬理作用類似薬でも、薬価算定組織の検討で市場における競合性が乏しいとされた成分は類似品に該当しないとされ、資料の注に成分名が示されています。
- 2026年度の薬価制度改革で、類似品の扱いはどう変わりましたか?
- 令和8年度薬価制度改革の骨子(2025年12月26日 中医協了解)で、市場拡大再算定または持続可能性特例価格調整の対象品の類似品への、市場拡大再算定・持続可能性特例価格調整の適用は廃止するとされました。あわせて、対象品の薬理作用類似薬は、効能追加等の有無に関わらずNDBで使用量を把握し、薬価改定以外の機会も含めて市場拡大再算定または持続可能性特例価格調整を行うとされています(2026年1月16日の中医協 総会資料に骨子の抜粋があります)。
出所
中央社会保険医療協議会 総会資料(再算定)、厚生労働省 薬価基準収載品目リスト(公表資料をもとに作成。値は資料の記載のまま)。出典を明記すれば、社内資料などに自由に転載できます(利用条件)。
元の資料を1件ずつ開かなくても、この一覧の全件を、行ごとの出所(資料のリンク)つきの Excel でお送りします。毎週更新しています。
- https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001487123.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001284983.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001254157.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001191740.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001137575.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001097442.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000883298.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000777807.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000587374.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000194203.pdf
- https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000109973.pdf