田辺ファーマの新薬の算定と再算定(2026年10月)カナグルの再算定・希少疾病などの指定・再審査期間の満了
田辺ファーマの新薬の算定・再算定などについて、いまの論点を公表資料から整理しました。数字と日付はすべて中医協・厚生労働省・PMDA などの資料のとおりで、表ごとに出所を付けています。
こんな方に:経営企画/新製品戦略
2026年10月版 更新日:
ウェブ版(表の出所の資料・全件の表):https://www.healthle.jp/drug-database/companies/9120001077463/report
田辺ファーマのいまの論点
1カナグルの再算定と、SGLT2 阻害薬の再算定の記録
カナグルは2025年8月1日に市場拡大再算定で7.1〜8.7%引き下げられました(中医協の資料の理由:類似品)。
SGLT2 阻害薬では、2025〜2025年に7件の再算定がありました。
2025年8月1日にはジャディアンスの市場拡大再算定と同じ日に、カナグル・スーグラ・デベルザ・フォシーガなどが類似品として引き下げられています(引き下げ率 6.6〜8.7%)。
| 適用日 | 品目 | 会社 | 種類 | 中医協の資料の理由 | 引き下げ率 | 出所 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年8月1日 | ルセフィOD | 大正製薬 | 市場拡大再算定 | 類似品 | 8% | 資料 |
| 2025年8月1日 | ルセフィ | 大正製薬 | 市場拡大再算定 | 類似品 | 7.9〜8% | 資料 |
| 2025年8月1日 | フォシーガ | アストラゼネカ | 市場拡大再算定 | 類似品 | 8.3〜8.6% | 資料 |
| 2025年8月1日 | デベルザ | 興和 | 市場拡大再算定 | 類似品 | 6.6% | 資料 |
| 2025年8月1日 | スーグラ | アステラス製薬 | 市場拡大再算定 | 類似品 | 7.9% | 資料 |
| 2025年8月1日 | ジャディアンス | 日本ベーリンガーインゲルハイム | 市場拡大再算定 | 市場拡大再算定の要件に該当 | 12.1〜12.2% | 資料 |
| 2025年8月1日 | カナグル | 田辺ファーマ | 市場拡大再算定 | 類似品 | 7.1〜8.7% | 資料 |
- SGLT2 阻害薬の選び方(当社の分類):一般名が次のいずれかを含むもの:ダパグリフロジン・エンパグリフロジン・カナグリフロジン・イプラグリフロジン・トホグリフロジン・ルセオグリフロジン。
- 「類似品」は、ほかの品目の再算定にあわせて、同じ種類の品目として引き下げられたものです(中医協の資料の記載)。
- 引き下げ率は、資料の現行薬価と改定後の薬価(資料に改定後の薬価が無いときは薬価基準収載品目リスト)から計算しました。4月1日のように薬価改定と同じ日のものは、改定による変化を含みます。
- 薬価・マーケットアクセスの方へ
- 他社品の効能追加や市場の拡大で、自社品が類似品として再算定された先例を確かめるときに。
- 経営企画の方へ
- 同じ種類の品目の再算定の時期と率を、売上の計画の前提として確かめるときに。
2田辺ファーマの指定(希少疾病用医薬品・先駆的医薬品)
2023年10月17日以降に田辺ファーマが受けた指定のうち、まだ承認されていないものは2件です(希少疾病用医薬品2件)。
指定を受けた品目は、承認の審査で優先して扱われ、薬価の算定では加算の対象になりうる区分です(加算の有無は品目ごとに中医協で決まります)。
- 新製品戦略の方へ
- 指定を受けた開発品の承認・収載までの道のりを、先例の日数と並べて考えるときに。
32028年10月までに再審査期間が満了する品目
更新日から2年以内(2028年10月15日まで)に再審査期間が満了する田辺ファーマの品目は1件です(効能ごとに満了日が違う品目は、満了日ごとに数えています)。
再審査期間の満了は、後発品・バイオ後続品の承認申請ができるようになる時期の目安の1つです。特許の期間は別に決まるため、このページでは後発品の時期は書いていません。
- 経営企画の方へ
- 主力品の後発品・バイオ後続品の時期を考える材料の1つとして(特許の期間と合わせて)。
4田辺ファーマの新薬の算定(直近5年)
2021年10月16日以降に収載された田辺ファーマの新薬は2品目です。算定方式と補正加算の内訳を、同じ期間のすべての新薬(283品目)と並べました。
| 項目 | 田辺ファーマ | すべての新薬 |
|---|---|---|
| 新薬の収載 | 2品目 | 283品目 |
| 類似薬効比較方式 | 2(100%) | 181(64%) |
| 原価計算方式 | 0(0%) | 76(27%) |
| 規格間調整 | 0(0%) | 21(7%) |
| 新医療用配合剤の特例 | 0(0%) | 4(1%) |
| 本剤に係る特例に基づき算定 | 0(0%) | 1(0%) |
| 補正加算あり | 1(50%) | 193(68%) |
| 原価計算方式で補正加算あり | 0品目(うち加算係数0が0) | 69品目(うち加算係数0が45) |
- 品目は、収載日と販売名(規格を除く)ごとに1つと数えています。中医協の新医薬品一覧表の会社名で数えたので、販売提携先の名義の品目は含まない場合があります。
- 薬価・マーケットアクセスの方へ
- 自社の新薬の算定の傾向を、全体と比べるときに。
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このレポートの表(全件)と、田辺ファーマの品目の承認・新薬の薬価収載(算定方式・補正加算・薬価)・再算定を、出所(中医協・厚生労働省・PMDA の資料の URL)つきの Excel でお送りします(無料)。競合品や同じ種類の品目を足すこともできます。
このレポートについて
- 中医協・厚生労働省・PMDA・国立保健医療科学院などの公表資料から、ヘルスル医薬品データベースがまとめたものです。田辺ファーマ株式会社の確認を受けたものではありません。
- 薬の種類(ADC・PD-1/PD-L1 抗体など)と先例の選び方は当社によるもので、各節に選び方を書いています。
- 薬価の見込み、再算定や評価の結果の見込みは書いていません。
- 誤りのご指摘・掲載の取り下げのご依頼は、お問い合わせからお知らせください。確かめて、すぐに直します。