ファイザーの新薬の算定と再算定(2026年10月)費用対効果評価・効能追加・再審査期間の満了

ファイザーの新薬の算定・再算定などについて、いまの論点を公表資料から整理しました。数字と日付はすべて中医協・厚生労働省・PMDA などの資料のとおりで、表ごとに出所を付けています。

こんな方に:費用対効果の担当/薬価・マーケットアクセス

2026年10月版 更新日:

ウェブ版(表の出所の資料・全件の表):https://www.healthle.jp/drug-database/companies/5011001126167/report

ファイザーのいまの論点

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    ナルティークの費用対効果評価が進んでいます(評価中)。2026年に費用対効果評価で価格が調整された9品目も並べました。

  2. 2

    直近180日に、注射用メソトレキセート・イブランス・ヒムペブジの効能追加などが承認されました(3件)。

  3. 3

    2028年10月までに、ザーコリ・ベスポンサの再審査期間が満了します(2件)。

1ファイザーの品目の費用対効果評価と、2026年の価格調整

ファイザーの品目で、費用対効果評価の対象に選ばれた記録は4品目です。うち1品目(ナルティーク)が評価中です(2025年11月5日に選定)。評価を終えて価格が調整された2品目の引き下げ率は3.8〜4.3%でした。

2026年に費用対効果評価で価格が調整された品目は9品目で、引き下げ率は0.3〜11%でした(適用日がこれからのものを含む)。

ファイザーの品目の費用対効果評価(4品目)
品目区分選定状態評価の結果価格の調整引き下げ率出所
ナルティークH12025年11月5日評価中———資料
エルレフィオH12024年5月15日評価終了200万円/QALY以上750万円/QALY未満—変更なし資料
リットフーロH12023年8月23日評価終了—2025年6月1日3.8%資料
パキロビッドH12023年3月8日評価終了費用増加2026年11月1日4.3%資料
2026年に費用対効果評価で価格が調整された品目(9品目)
適用日品目会社区分引き下げ率出所
2026年2月1日ビロイアステラス製薬H14.3%資料
2026年2月1日レブロジルブリストル・マイヤーズ スクイブH18.3%資料
2026年6月1日トルカプアストラゼネカH110.7%資料
2026年8月1日ブリィビアクトユーシービージャパンH14.3%資料
2026年11月1日アウィクリノボ ノルディスク ファーマH10.3〜0.4%資料
2026年11月1日ダトロウェイ第一三共H511%資料
2026年11月1日テッペーザアムジェンH15.5%資料
2026年11月1日トロデルビギリアド・サイエンシズH211%資料
2026年11月1日パキロビッドファイザーH14.3%資料
  • 区分(H1〜H5)・選定の日・状態・評価の結果は、国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター(C2H)の品目の一覧の記載です。
  • 引き下げ率は、厚生労働省の価格調整の資料の調整前と調整後の薬価から計算しました(規格が複数ある品目は、いちばん小さい率〜大きい率)。
費用対効果の担当の方へ
評価中の品目について、同じ区分の品目がどの結果・どの引き下げ率になってきたかを確かめるときに。

2ファイザーの品目の効能追加などの承認(直近180日)

2026年4月19日以降に、ファイザーの品目で3件の効能追加などの承認がありました(注射用メソトレキセート・イブランス・ヒムペブジ)。

ファイザーの品目で、効能や用法用量の変化を理由とする再算定の記録は2件です(ビンマック・ビンダケル)。

直近180日の効能追加などの承認(3件)
承認日品目申請区分出所
2026年9月16日注射用メソトレキセート50mg、注射用メソトレキセート5mg新効能・新用量医薬品資料
2026年9月16日イブランス錠125mg、イブランス錠25mg新効能・新用量医薬品資料
2026年8月24日ヒムペブジ皮下注150mgペン新効能・新用量医薬品資料
ファイザーの品目で、効能や用法用量の変化を理由とする再算定(2件)
適用日品目種類中医協の資料の理由引き下げ率出所
2022年4月1日ビンマック用法用量変化再算定類似品76.8%資料
2022年4月1日ビンダケル用法用量変化再算定主たる効能効果の変更に伴う用法用量の変更(※)75%資料
薬価・マーケットアクセスの方へ
効能追加のあとの市場の広がりと再算定の関係を、自社品の記録で確かめるときに。

32028年10月までに再審査期間が満了する品目

更新日から2年以内(2028年10月15日まで)に再審査期間が満了するファイザーの品目は2件です(効能ごとに満了日が違う品目は、満了日ごとに数えています)。

再審査期間の満了は、後発品・バイオ後続品の承認申請ができるようになる時期の目安の1つです。特許の期間は別に決まるため、このページでは後発品の時期は書いていません。

再審査期間が満了する品目(2件、日付の順)
品目満了日再審査期間指定出所
ザーコリ2027年5月17日10年希少疾病用医薬品資料
ベスポンサ2028年1月18日10年希少疾病用医薬品資料
経営企画の方へ
主力品の後発品・バイオ後続品の時期を考える材料の1つとして(特許の期間と合わせて)。

4ファイザーの新薬の算定(直近5年)

2021年10月16日以降に収載されたファイザーの新薬は13品目です。算定方式と補正加算の内訳を、同じ期間のすべての新薬(283品目)と並べました。

算定方式と補正加算(2021年10月16日〜、品目の数)
項目ファイザーすべての新薬
新薬の収載13品目283品目
類似薬効比較方式12(92%)181(64%)
原価計算方式1(8%)76(27%)
規格間調整0(0%)21(7%)
新医療用配合剤の特例0(0%)4(1%)
本剤に係る特例に基づき算定0(0%)1(0%)
補正加算あり9(69%)193(68%)
原価計算方式で補正加算あり1品目(うち加算係数0が1)69品目(うち加算係数0が45)
  • 品目は、収載日と販売名(規格を除く)ごとに1つと数えています。中医協の新医薬品一覧表の会社名で数えたので、販売提携先の名義の品目は含まない場合があります。
薬価・マーケットアクセスの方へ
自社の新薬の算定の傾向を、全体と比べるときに。

この先の予定と、進行中のこと

進行中のこと

  • ナルティーク:費用対効果評価の評価中(2025年11月5日に選定)

日付の決まっていること(1年以内)

  • パキロビッド:2026年11月1日適用の費用対効果評価による価格調整(公表済み)
  • ザーコリ:2027年5月17日に再審査期間が満了

公表されている日付と、いまの状態だけを載せています。収載の日・薬価・評価の結果の見込みは書いていません。

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このレポートの表(全件)と、ファイザーの品目の承認・新薬の薬価収載(算定方式・補正加算・薬価)・再算定を、出所(中医協・厚生労働省・PMDA の資料の URL)つきの Excel でお送りします(無料)。競合品や同じ種類の品目を足すこともできます。

このレポートについて

  • 中医協・厚生労働省・PMDA・国立保健医療科学院などの公表資料から、ヘルスル医薬品データベースがまとめたものです。ファイザー株式会社の確認を受けたものではありません。
  • 薬の種類(ADC・PD-1/PD-L1 抗体など)と先例の選び方は当社によるもので、各節に選び方を書いています。
  • 薬価の見込み、再算定や評価の結果の見込みは書いていません。
  • 誤りのご指摘・掲載の取り下げのご依頼は、お問い合わせからお知らせください。確かめて、すぐに直します。

ファイザーの品目と算定の一覧(会社別ページ)

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