アレクシオンファーマの新薬の算定と再算定(2026年10月)クライジェファ・アミロペイブ・希少疾病などの指定

アレクシオンファーマの新薬の算定・再算定などについて、いまの論点を公表資料から整理しました。数字と日付はすべて中医協・厚生労働省・PMDA などの資料のとおりで、表ごとに出所を付けています。

こんな方に:薬価・マーケットアクセス/新製品戦略

2026年10月版 更新日:

ウェブ版(表の出所の資料・全件の表):https://www.healthle.jp/drug-database/companies/1011003002452/report

アレクシオンファーマのいまの論点

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    2026年9月16日に承認されたクライジェファ(補体阻害薬)は収載を待っています。これまでの補体阻害薬8品目の算定方式・比較薬・補正加算と、その後の価格の動きを並べました。

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    2026年9月16日に承認されたアミロペイブは収載を待っています。同じ申請区分の新薬の算定の先例を並べました。

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    アレクシオンファーマは直近3年に、まだ承認されていない指定を7件受けています(ラブリズマブ(遺伝子組換え)・eneboparatide・efzimfotase alfaなど)。

1クライジェファと、補体阻害薬の算定の先例

クライジェファ(ゲフルリマブ(遺伝子組換え))は2026年9月16日に承認され(新有効成分含有医薬品)、薬価収載を待っています。これまで9月に承認された新医薬品は、2023年は11月22日、2024年は11月20日、2025年は11月12日に主に収載されています(直近3年の承認から収載までの中央値は57日)。収載の日は、中医協の総会で了承されて決まります。

国内で収載された補体阻害薬は8品目です。2020年以降の6品目は類似薬効比較方式(I)4品目・原価計算方式2品目で算定され、比較薬が同じ種類の品目だったのは2品目、ほかの4品目は同じ種類ではない品目が比較薬でした(選ばれた理由は品目ページの算定の欄にあります)。

補体阻害薬の新薬の算定(8品目、収載の順)
収載日品目会社算定方式比較薬補正加算などその後の価格の動き出所
2010年6月11日ソリリスアレクシオンファーマ原価計算方式—平均営業利益率×100%(19.2%)2024/08 市場拡大再算定 5.4%資料
2019年9月4日ユルトミリスアレクシオンファーマ類似薬効比較方式(I)ソリリス有用性加算(II) 5%2021/08 費用対効果評価による価格調整 4.3%資料
2023年8月30日エムパベリSwedish OrphanBiovitrum Japan類似薬効比較方式(I)ソリリス有用性加算(II) 5%—資料
2023年11月22日ジルビスクユーシービージャパン類似薬効比較方式(I)ウィフガートなし—資料
2024年4月17日ボイデヤアレクシオンファーマ原価計算方式—有用性加算(I) 40%、市場性加算(I) 10%、迅速導入加算 10%、加算係数0—資料
2024年5月22日ピアスカイ中外製薬類似薬効比較方式(I)ユルトミリスHI有用性加算(II) 5%、小児加算 10%—資料
2024年8月15日ファビハルタノバルティス ファーマ類似薬効比較方式(I)エムパベリ有用性加算(II) 5%—資料
2025年11月12日アイザベイ硝子体内アステラス製薬原価計算方式—有用性加算(II) 5%、加算係数0—資料
  • 補体阻害薬の選び方(当社の分類):一般名が次のいずれかを含むもの:エクリズマブ・ラブリズマブ・クロバリマブ・ペグセタコプラン・イプタコパン・ダニコパン・ジルコプラン・ゲフルリマブ・アバシンカプタド。
  • その後の価格の動きは、再算定と、費用対効果評価による価格調整(引き下げ率)です。
薬価・マーケットアクセスの方へ
比較薬が同じ種類から選ばれたか、同じ効能の品目から選ばれたかと、補正加算の付き方を確かめるときに。
新製品戦略の方へ
補体阻害薬の導入・開発を考えるときの、日本での算定の先例として。

2アミロペイブの収載と、同じ申請区分の新薬の算定の先例

アミロペイブ(アンセラミマブ(遺伝子組換え))は2026年9月16日に承認され(新有効成分含有医薬品、希少疾病用医薬品)、薬価収載を待っています。これまで9月に承認された新医薬品は、2023年は11月22日、2024年は11月20日、2025年は11月12日に主に収載されています(直近3年の承認から収載までの中央値は57日)。収載の日は、中医協の総会で了承されて決まります。

新有効成分含有医薬品で、希少疾病用医薬品のものの新薬は、2023年4月1日以降に61品目収載されています。算定方式は原価計算方式31品目・類似薬効比較方式30品目で、補正加算が付いたのは58品目、加算係数0は30品目でした。

新有効成分含有医薬品で、希少疾病用医薬品のものの新薬の算定(2023年4月1日〜、新しい順)
収載日品目会社算定方式比較薬補正加算など出所
2026年10月14日オーゼイフル武田薬品工業原価計算方式—有用性加算(I) 40%、市場性加算(I) 10%、先駆加算 10%、加算係数 0資料
2026年10月14日ヒアニュオバイエル薬品類似薬効比較方式(I)ヘルネクシオス市場性加算(I) 5%資料
2026年10月14日イムシブリーリズムファーマ原価計算方式—有用性加算(II) 10%、市場性加算(I) 10%、小児加算 5%、迅速導入加算 5%、加算係数 0資料
2026年8月13日ウェイリズサノフィ類似薬効比較方式(I)タバリス有用性加算(I) 35%、市場性加算(I) 10%資料
2026年8月13日ジョエンジャオーファンパシフィック原価計算方式—有用性加算(I) 40%、市場性加算(I) 10%、小児加算 10%、加算係数 0資料
2026年8月13日イソトレックスサンファーマ類似薬効比較方式(I)—有用性加算(II) 5%、市場性加算(I) 20%資料
2026年8月13日キネレットSwedish Orphan BiovitrumJapan原価計算方式—市場性加算(I) 10%、小児加算 5%、加算係数 0資料
2026年7月15日ジャスケイド日本ベーリンガーインゲルハイム類似薬効比較方式(I)—有用性加算(I) 35%、市場性加算(I) 5%資料
2026年7月15日ハイツエキシン海和製薬原価計算方式—有用性加算(II) 5%、市場性加算(I) 10%、迅速導入加算 10%、加算係数 0資料
2026年5月20日ソホノスIPSEN原価計算方式—有用性加算(II) 10%、市場性加算(I) 10%、加算係数 0資料
2026年5月20日ドジョルビUltragenyx Japan原価計算方式—有用性加算(II) 5%、市場性加算(I) 15%、加算係数 0資料
2026年5月20日インレビックレコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン類似薬効比較方式(I)オムジャラ市場性加算(I) 5%資料
薬価・マーケットアクセスの方へ
同じ申請区分・同じ薬効分類の新薬で、算定方式・比較薬・補正加算がどう決まってきたかを確かめるときに。

3アレクシオンファーマの指定(希少疾病用医薬品・先駆的医薬品)

2023年10月17日以降にアレクシオンファーマが受けた指定のうち、まだ承認されていないものは7件です(希少疾病用医薬品7件)。

指定を受けた品目は、承認の審査で優先して扱われ、薬価の算定では加算の対象になりうる区分です(加算の有無は品目ごとに中医協で決まります)。

まだ承認されていない指定(7件、新しい順)
指定日成分・開発番号指定予定される効能出所
2026年9月25日ラブリズマブ(遺伝子組換え)希少疾病用医薬品視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発予防資料
2026年3月19日ラブリズマブ(遺伝子組換え)希少疾病用医薬品腎移植時の移植片機能発現遅延の抑制資料
2025年6月27日ラブリズマブ(遺伝子組換え)希少疾病用医薬品造血幹細胞移植後血栓性微小血管症資料
2025年2月28日ラブリズマブ(遺伝子組換え)希少疾病用医薬品IgA腎症資料
2025年2月28日eneboparatide希少疾病用医薬品副甲状腺機能低下症資料
2025年2月28日efzimfotase alfa希少疾病用医薬品低ホスファターゼ症資料
2024年11月27日ALXN2220希少疾病用医薬品トランスサイレチン型心アミロイドーシス資料
新製品戦略の方へ
指定を受けた開発品の承認・収載までの道のりを、先例の日数と並べて考えるときに。

4アレクシオンファーマの新薬の算定(直近5年)

2021年10月16日以降に収載されたアレクシオンファーマの新薬は4品目です。算定方式と補正加算の内訳を、同じ期間のすべての新薬(283品目)と並べました。

算定方式と補正加算(2021年10月16日〜、品目の数)
項目アレクシオンファーマすべての新薬
新薬の収載4品目283品目
類似薬効比較方式2(50%)181(64%)
原価計算方式2(50%)76(27%)
規格間調整0(0%)21(7%)
新医療用配合剤の特例0(0%)4(1%)
本剤に係る特例に基づき算定0(0%)1(0%)
補正加算あり3(75%)193(68%)
原価計算方式で補正加算あり2品目(うち加算係数0が1)69品目(うち加算係数0が45)
  • 品目は、収載日と販売名(規格を除く)ごとに1つと数えています。中医協の新医薬品一覧表の会社名で数えたので、販売提携先の名義の品目は含まない場合があります。
薬価・マーケットアクセスの方へ
自社の新薬の算定の傾向を、全体と比べるときに。

この先の予定と、進行中のこと

進行中のこと

日付の決まっていること(1年以内)

  • ユルトミリスHI:2027年5月24日に再審査期間が満了

公表されている日付と、いまの状態だけを載せています。収載の日・薬価・評価の結果の見込みは書いていません。

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このレポートの表(全件)と、アレクシオンファーマの品目の承認・新薬の薬価収載(算定方式・補正加算・薬価)・再算定を、出所(中医協・厚生労働省・PMDA の資料の URL)つきの Excel でお送りします(無料)。競合品や同じ種類の品目を足すこともできます。

このレポートについて

  • 中医協・厚生労働省・PMDA・国立保健医療科学院などの公表資料から、ヘルスル医薬品データベースがまとめたものです。アレクシオンファーマ合同会社の確認を受けたものではありません。
  • 薬の種類(ADC・PD-1/PD-L1 抗体など)と先例の選び方は当社によるもので、各節に選び方を書いています。
  • 薬価の見込み、再算定や評価の結果の見込みは書いていません。
  • 誤りのご指摘・掲載の取り下げのご依頼は、お問い合わせからお知らせください。確かめて、すぐに直します。

アレクシオンファーマの品目と算定の一覧(会社別ページ)

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